半世紀ぶりのJC
最近は 音楽や舞台の公演や スポーツの試合などのチケットを オンラインで予約 購入することが 多くなりましたが 人気がある出し物だと ゲットするのがなかなか大変です 何日の何時から 予約サイトがオープンします というお知らせが来ると オープン時間の30分くらい前から PCの前に座り マウスに手をやり 臨戦態勢で待ちます そして 時間が来ると同時に マウスをクリックして でも そこまで涙ぐましい努力をしても チケットがとれないことも あるのですよ 画面に写る座席表に並ぶイスが あっという間に バツ印だらけになってしまったりする このチケットに予約をしたのは まだ寒かった2月頃でした 予想通りアクセスがものすごく多くて 必死になって 何度もマウスをクリックして なんとか頑張って 手に入れた記憶があります だって そうまでしてでも 観に行きたかったのだもの! そして 公演当日 初めて訪れる 浜離宮の裏手にあるこちらの劇場 この看板を見て お好きな方は もうわかられたかな?(笑) はい 今日の出し物は こちらです! 劇団四季の 浅利慶太さん追悼公演シリーズの ジーザス・クライスト=スーパースター(JC) 昨年亡くなられた 四季を そして日本の演劇や ミュージカルを育ててこられた 総帥の浅利さんを偲ぶ公演です 狭いロビーには 追悼公演らしく 元気に演出をされていた頃の 浅利さんの写真が貼られ 客席の一番後ろには お花と遺影も置かれていました これを見て 書き手は思わず頭を下げましたよ 以前のブログにも書きましたが 書き手がこのミュージカルを観たのは 1973年 浅利さんが 四季が 中野サンプラザで 初めてこの演目を手掛けたときです 書き手は中学2年でした JCは1971年に アンドリュー・ロイド=ウエーバーが 自らのデビュー作として上演したミュージカルで イエスの役を 当時書き手が大好きだった ディープ・パープルのイアン・ギランが演じたことから 書き手がこのミュージカルの存在を知る由となり 73年に日本で四季が舞台化すると聞いて お小遣いで初めてチケットを購入して まさに初めて 四季の舞台を観に行ったわけです 当時はマウスをクリックせず プレイガイドの窓口で チケットを買いましたが(笑) いやはや 今思うと ませたガキでしたね(苦笑) 当時JCは ロックオペラなんて言われていました で そのときイエスを演じたのが この作品でデビューした 鹿賀丈史さんで そのあたりのことは 以前のブログに詳しく書きましたので 興味がある方はご覧ください そのあと書き手は しばらく浅利さんの信徒になりまして(笑) 四季のストレートプレイの エクウスとか 必死になって観に行ったものです 確かエクウスは 市村正親さんが主演だったのではないかな 日下武史さんも出ていました 書き手は 10代前半の多感な頃でしたからね ジーザスにしてもエクウスにしても ひとくせもふたくせもある濃い内容なので 世の不条理に目覚め始めた ませたガキの心を 浅利さんには存分にくすぐっていただいたわけです(笑) あの頃は 安部公房スタジオの演劇も 観に行っていました 安部さん 著作もずいぶん 楽しませていただきましたが 演劇も前衛的で 凄く面白かったなあ、、 で その後 飽きやすい性格が災いして 浅利信徒をやめたので キャッツもライオンキングも 観たことはありませんが JCは書き手にとっては 特別に思い入れのある舞台なので 今回 久々に しかも追悼公演でやると聞いて 久し振りにどうしても観たくなって 必死になってチケットを確保したわけですよ 客席の後ろに置かれていた 浅利さんのお写真にお礼が言えて本当に良かったです ということで 約50年 なんと半世紀ぶりに 懐かしい舞台を観ることになりました
高橋医院