深い森のなかでのトリュフ・ハンテイング
人間だけでは成し遂げられません

地中深くに潜んでいるトリュフの香りを嗅ぎつけて
その場所を教えてくれる
人よりも嗅覚の鋭い相棒が必要です

そんな相棒として 中世の昔から
豚さんが活躍していました

豚とトリュフを探す中世の人が描かれた絵画


それも 雌豚

豚とトリュフを探す現代の人

なんでも トリュフの香りが
雄豚が出すフェロモンの匂いに
類似しているそうで

だから雌豚はトリュフの香りを
認知できると言われています


ちなみに このフェロモン説を根拠にして
トリュフの香りには催淫作用があると
まことしやかに言われてきました

中世に書かれた本にも
トリュフの香りを嗅いだ紳士も淑女も
妙な気分に襲われると書いてあるそうです

トリュフの香りを嗅いで恍惚となる人々

でも 前述しましたように
この歴史ある説は 
現在は科学的に否定されています

確かに 
ちょっといやらしい香りのようにも 
思えるのですが(笑)


閑話休題

さて 豚さんは
優秀なトリュフ・ハンターとして
活躍していましたが

トリュフを探す豚

彼女達には 致命的な欠点がありました

それは 見つけて掘り出したトリュフを
自分で食べてしまうこと!

豚さん トリュフが大好きなのですよ!(笑)

見つけたトリュフを食べる豚

だから 見つけたトリュフを 
人と取りあうことになる

豚さんの歯はとても鋭いので
豚さんが口に入れようとするトリュフを取ろうとして
指先を噛みちぎられてしまい
お粗相をしたヤクザさんのような指になった
トリュフ・ハンターさんが
昔はたくさんおられたそうです!


で そんな危険な豚さんに代わり
最近はワンコが相棒として活躍しています

トリュフ犬をかわいがる人

ご存知のように ワンコも嗅覚が鋭いので
土の中にあるトリュフの香りを 
嗅ぎつけることができます

ハンターとワンコは良い相棒となり
ふたりで森の中に入って行き 
ハンティングします

森の中のトリュフハンターとトリュフ犬

ワンコは 臭いを嗅ぎつけると
ここ掘れワンワン!と 
人に教えてくれます

土を掘るトリュフ犬
土を掘るトリュフ犬を見守るトリュフハンター

人はその場所を掘って 
運よくトリュフをゲットすると

見つけたトリュフの匂いを嗅ぐトリュフ犬

ワンコにごほうびにおやつをあげます

ごほうびをもらうトリュフ犬

ワンコは豚と違い
トリュフの香りは楽しみますが 食べることはないので
人が指先をちぎられる心配もありません(笑)

トリュフとトリュフ犬

ちなみに 残念ながら
トリュフ・ネコ はいないそうです(笑)

トリュフに無関心なネコ


ということで お誘いをいただいた
六本木にある某レストランに
一夜の贅沢を楽しみに出かけました(苦笑)

お店の入口には 蘭の鉢植えがたくさん並んでいて

お店の前に並んだ蘭の鉢植え

「改装でもされたのですか?」とうかがったら
今年も8年連続で
ミシュラン二つ星をキープされたので
そのお祝いだそうです

ミシュランガイドが置かれたレストランのテーブル

おめでとうございます!

食事が始まる前に
供していただく 
白いダイヤモンドを見せていただきました

大きな白トリュフの塊

大きい!

でも これで100グラムだそうです

お値段は ナイショ!(笑)


クリームスープに浮かべ

クリームスープに浮かべたスライスされたトリュフ

贅沢な和の食材にふりかけて

和の食材にふりかけられたトリュフ

お店の定番料理とのマッチング

お店の定番料理にふりかけられたトリュフ

お肉のお供にも

お肉にふりかけられたトリュフ

食べるのがもったいないくらいの良い香りで
お行儀が悪いのですが
いただく前に思い切り前傾してお皿に鼻を近づけて
何度も深呼吸してしまいましたよ!(苦笑)

そして いただくときには
チビチビとかけらを口に入れるのではなく

スライスされたトリュフを思い切って
塊として口内に放り込み
口腔から鼻腔に上がってくる香りを満喫する

それがいちばん美味しいいただき方だと思いました

いやー 贅沢させていただきました!

ランゲの丘と白トリュフ

ランゲの丘を 思いだしました!

でも 白トリュフのいちばん美味しい相棒は
個人的には目玉焼きだと思います!

目玉焼きにふりかけられた白トリュフ

うた

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