神さまが座るところ
目黒川の桜はきれいでしたが 天気が悪かったので どうも今年のお花見は不完全燃焼感が残りました そこで 千鳥ヶ淵のライトアップが6日で終わると聞いて 最後の夜桜を楽しもうと 仕事が終わってから出かけました 散る桜を愛でる心情は 日本人独特のものであると 何かの本で読んだ記憶がありますが 確かに 風に吹かれて桜の花びらが宙を舞う光景は 心に響くものがあります はかなさ とか 無常 とか 散る桜を見て そんなことを感じるのは 何気に風情のあることです 千鳥ヶ淵は さすがにライトアップの最終日だけあって かなりの人出 あいにく 期待していた桜吹雪とまではいきませんでしたが 時折 花びらがお濠の上を舞って とてもきれいでした ライトアップも趣向が凝らされていて ときどき 青い光で照らし出したりしますが うーん ちょっとねえ、、、(笑) それにしても 夜桜 ライトアップは 幻想的な雰囲気が醸し出されて 本当に美しいです やはり千鳥ヶ淵の桜がいちばんきれいだねと 同行者も申されていました そういえば さくら という言葉の語源は 神さまが地上界に降りてこられたときに 座る場所だから という話を聞いたことがあります 古くから 神さまのことを さ と呼ぶ習慣があり 座る場所 座 は くら と読むので 神さまが座る場所は さくら つまり 桜の木には 神さまが休まれておられる というお話で 初めて聞いたとき おー いかにも日本人が好みそうで よくできている話だと思いました 神さまは 散る桜を見て 何を思われるのでしょう? やっぱり無常を感じたりされるのかな?(笑) ふと通りがかった公園 散った桜の花びらで ピンクの絨毯が敷き詰められているようで とてもきれいでした
高橋医院