知らぬ間に太る食べ方
中央区・内科・高橋医院の 食事と健康に関する情報 前回紹介した 「太る理由」を特集したターザンの記事で 特に興味深かったのが 過食タイプの分析でした 自分は頑張って食事に気をつけているのに どうして太るのだろう? 世の肥満に悩む人の多くは そんな疑問を持っているようですが 要するに 本人が気づかないうちに 過剰にカロリーを摂取しているのだそうです では どんな間違い 思い違いがあるのでしょう? <ヘルシー過信タイプ> 自分はヘルシーな食事に気を使っていて しっかりと意志を持って頑張っている と思いこんでいるタイプで ダイエット初心者で 和食好きな方に多いそうです このタイプの方は トータルなメニューとして見たときのカロリーを 全く意識できていないことが問題で 確かにヘルシーな和食を選んでいるものの サイドオーダーで 納豆と冷奴を両方とも頼んで 意外にカロリーがある 野菜ジュースや豆乳ドリンクを飲んで ジャムや蜂蜜のかかったヨーグルトも 食べてしまう ひとつひとつの食品に 注意は払っているものの トータルとしては カロリーの摂りすぎ 確かに 野菜ジュースやヨーグルトのトッピングは 多くの方が勘違いしやすいポイントです まさに 木を見て森を見ず ということで ひとつひとつの食材が どれくらいのカロリーがあるかを こまめにチェックする習慣をつけるとともに 1回の食事の総カロリーを イメージする習慣をつける ことが大切です ちなみに このタイプの方は 流行のダイエット法に 次から次へと飛びつく傾向があるそうです 思い当たる節がある方 おられますか?(笑) <早食いタイプ> 忙しいので 昼は短い時間で ササッと大量の食事を胃に流し込んで 夜は9時以降に同じ調子でガツガツ食べて もしかしたら 食べることでストレス解消もしているタイプ 昼に頼むのは かつ丼 ラーメン カレーなどの ワンプレートメニュー ときには ラーメンライス 日本そばにお稲荷さんなどの ダブル炭水化物セット 夜はお酒を飲みながら 脂肪分の多いつまみをたくさん食べる このタイプは 忙しいビジネスマンにとても多く 当院にもたくさんいらっしゃいます 仕事盛りの年代の方が このような食生活パターンになるのは ある意味で仕方がないかなと思いますが そこを何とか 工夫していただきたい ワンプレートメニューはやめて 主食とおかずが別々の定食にする 食べることでストレスを解消しない 9時過ぎまで夕食を食べられなさそうなら 夕方にちょっと食べてから 頑張って仕事をして 夜遅くには軽食にする そうした 自分の生活パターンにあった対処法を 見つけていただきたいものです と エラそうなことを言っても 書き手も若い頃は 人さまに自慢できるような食生活は していませんでした 早食いは 医者の職業病なのですよ(苦笑) 研修医の頃は いつポケベル(懐かしいでしょ?:苦笑)で 呼ばれるかわからないので 食事は食べられるときに 短時間でかきこむ いまだにその癖がぬけなくて 書き手とつれ合いが一緒に カウンター割烹などに行くと 前からいらしたお客さんより 早く食べ終わってしまうこともあります(苦笑) ですから 上記のアドバイスは 自戒をこめてということで 続きは自戒 じゃなくて 次回に(笑)
高橋医院