書き手は 
地下鉄の車内でマンウオッチングをするのが
好きです

最近は 
お化粧をしている女の子を見ても 
驚くことはありませんし

おにぎりを食べている男の子を見ても 
涎をたらしたりしません(笑)

で オヤジとして 
最近 気になるのが

膝の部分が 
ぱっくりと割れているジーンズ

膝の部分がぱっくりと割れているジーンズ

多くの若い人たちが 
そんなジーンズをはいています

冬に見ると 寒くないのかな? 
と思ってしまう(笑)

あのタイプのジーンズは
ダメージシーンズ とか クラッシュデニム と
呼ばれているようです

先日 当院に 
ダメージシーンズを履かれた若い男の子が来られたので
オジサンは診察後に

ねえ そのジーンズは 
自分で切り口を入れたの?

と聞きましたが

売っているときから 
既に裂け目が入っているそうです

どうりで 電車の中で見ていても
似たような形で膝の部分が割れたりしているわけです

でもねえ 天邪鬼でひねくれ者の書き手は

どうせだったら 
自分で好きなところに裂け目を入れて
オリジナリティのあるスタイルにすればいいのに

と ついつい思ってしまいます

皆と同じでは 
つまらないですよね!(笑)

いろいろなデザインの膝の部分がぱっくりと割れているジーンズ

それにしても
どうしてこんなジーンズが流行するように
なったのでしょう?

たまたまアクシデントで裂けたジーンズを見た若者が
格好良いと思い 
真似をしたのでしょうか?

うーん 謎です、、、

ちなみに ダメージシーンズというのは
思い切り和製英語のようで

アメリカなどでは 
ripped denim と呼ぶそうです

ripped 裂けた 
という意味の単語ですが

書き手は このrippedという英単語を聞いて

ソフィア・コッポラの監督デビュー作で
新宿のパークハイアットホテルを舞台にした映画の

ロスト・イン・トランスレーション 

を思いだします

映画「ロスト・イン・トランスレーション」のポスター

ビル・マーレイ演じる
落ち目のハリウッドスターが
日本のウイスキー会社のCM撮影のために来日し

パークハイアットに泊まり 
異文化の日本に戸惑うストーリーですが
(スカーレット・ヨハンセン 可愛かったね!:笑)

ある晩 ビルがホテルの自室で
くつろいでいるところに
ミニスカート姿の妖艶な日本人女性が
訪れてきて

ビルが腰かけているベッドに
片膝立てて

「リップ マイ ストッキング!」 

と ビルに命じます

「リップ マイ ストッキング!」と命ずる日本人女性/

英語ネイティブの人達は
この場面を見聞きして ? 
と思うようです

もちろん 
ネイティブでない日本人も ? 
と思います

? が意味するところは 
彼我ではちょっと異なりますが(笑)

ソフィア・コッポラは 
ちょっと意地悪で

日本人が r と l の発音が 
めちゃくちゃなことを
外国人が日本で戸惑う大きなエピソードとして
映画の中で描いていて

妖艶な日本人女性は

rip my stocking 

私のストッキングを引き裂いて

と言っているつもりなのですが

英語ネイティブのビルには

lip my stocking  

私のストッキングにキスしなさい
と聞こえて戸惑ってしまう 
というシーンで

書き手もその昔 
英会話を習っていたときに
「rの発音は 
 舌先を上顎につけるようにしましょう」
なんて習いましたが

お姉さんはお仕事に夢中で
きっと 
舌を上に曲げるのを忘れてしまったのかな?(笑)

でもねえ

日本人と外国人では 
舌を使う巧み度が違うんだから
そんなに意地悪しなくてもいいじゃない

大体そうしたシチュエーションで
lip? などと 空気が読めないビルの方が
よっぽど大人の男性としては恥ずかしいのでは?

とも思うのですが(笑)

それに

普通の日本人は
引き裂くの意味の リップ が 
rで始まるか lで始まるかなんて
わからないよ!(再笑)

うーん 
日本人がアメリカのジーンズ店に行って
リップド(ripped)デニム を下さい

と注文すると

ローリングストーンズの 
リップlip:唇)ロゴ がデザインされたジーンズが
出てきちゃうのかな?(笑)

ローリングストーンズの唇のロゴ

確かに 
膝の割れ目がlipになっているジーンズも
悪くないですよね?(再笑)
高橋医院