時代はネコ型を求める
ポストキャッチアップ
脱工業化社会となった現代では
これまで機能していた
イヌ型社会 イヌ型人間は
機能不全に陥るリスクがあります
AI時代は まさに ネコ型時代
なのです
実際に
イヌ型社会システムが崩れ始めているそうです
現代の若者は
大学受験 就職などで有利になるから
イヌ型の受け身の生き方が得と考えています
受け身 指示待ちは
若者にとって
ある意味で合理的な態度でもあるのです
しかし
その構造が崩れ始めたのです
IT化 ソフト化の勢いがすさまじく
急速な技術革新が起こっている現代
AIやビッグデータに支えられる第4次産業革命
とも呼ばれています
ユニークなもの 新しいものを作ることが
最優先で求められる
まさにイノベーションの時代
そんな時代で最重要視されるものつくりには
高度で自発的なモチベーションが必要とされます
人間が働く場面では
単純作業が減り
従来のイヌ型人間が得意としていた
与えられた仕事を黙々とこなせば良い時代では
なくなってきました
そんななか
既成の価値観にしがみついて
イヌ型社会に固執している日本人は
やる気にかけていて
仕事の成果も上がらなくなっているそうで
世界的な統計によれば
日本人の仕事への積極的な関わり度は
世界最低の水準で
時間当たりの労働生産性 国際競争力も
どんどん低下しています
それらは
1990年代半ばから急落し始め
未だ回復できていません
IT時代にマッチした能力 意欲を
引き出せない社会だから
と 専門家たちは分析します
こうした行き詰った現状を打開するには
ネコ型社会を作るしかないのです!
AIに全てを仕切られないように
人間はAIにできないことを
探していかなければならないけれど
直観こそが
AIに勝るものだとする意見が多く見られます
その直観こそ
ネコが最も得意にするものです
AI時代は
既存の知識を応用し
型通りの論理展開をするだけでは
専門職といえどもAIに淘汰されてしまいます
そこで 直観が重要になる
直観は
知識として伝達したり
理論として説明できないモノで
それはAIには見えず
つかみどころがない
知識 情報 理論といった
デジタル的な要素に
何らかのアナログ的なプラスアルファの要素が加わり
情報や理論が昇華されたものです
そして
直観の鋭い個体ほど
弱いシグナルを敏感に察知し
多くのシグナルをすり合わせて
判断を下せます
知識や理論はAIに任せて
人間はネコのように研ぎ澄まされた直観で
勝負する時代なのです
やはり
イヌ型からネコ型への転換が
求められているのです
農業社会 工業社会は
人間固有の能力 本性を
抑圧してきた時代なのに対し
AI社会は
労働から人間を解放して
遊び感覚で生きられる時代です
こうしたコンテクストで
遊びの大切さが認識されます
遊び感覚により
潜在能力を発揮させることが出来るのです
ネコは遊び上手ですし
人間の本質も遊ぶことです
仕事の楽しさ
挑戦心にかきたてられるモチベーションによる動機付けが
潜在能力を発揮させ
遊びが意欲や能力を引き出します
イヌ社会では軽視されていた遊びが
新たな価値の創造
イノベーションを生み出すには
必要なのです
そうした遊びは
自発的な行為であり
イヌ型社会で行われていた強制がないことが
遊びの大前提になります
また 遊びの精神を持続させるためには
不確実さが必要になります
自分の力で結果を変えられる可能性が
人に遊びや自発的な行動を起こさせるのです
Challenge accepted
やったろうじゃないの!(笑)
労働が退屈でつまらないのは
強制的な要素が強く
遊びの要素が少なく
しかも結果がわかっているからです
忠実にイヌ型人間であろうとしている今の若者は
ホンネでは 楽しい仕事がしたい 楽しい生活を送りたい
と思っているそうで
また 多くのイヌ型人間は
自分たちのホンネを代弁してくれて
現状を打破する人を
心の中では待望しています
まさに 社会も若者も
ネコ型への転換を歓迎しているのです
高橋医院