書き手は 厨房男子

ではありません

映画「厨房男子」のポスター

ひとりで留学していたときは 
たまにご飯を炊いたりしましたが
おかずを作ることは 
滅多にありませんでした

我が家のご飯は 
糖尿病専門医さんが作ってくれて

書き手は 
食べ終わった食器を流しに運ぶ程度の
台所活動(?:苦笑)しかしません

そんな書き手が 
急に食べたくなって
糖尿病専門医さんがいないときに 
ひとりでゆで卵を作りました

ゆで卵は 作る 
というほどのものではないでしょうが(笑)


でも

ちゃんとタイマーで
お湯が沸騰してから4分間測って
ゆでている間もお箸で適度に転がして

黄身がちょうど真ん中に位置し
オレンジ色の適度な固さになるように
細かい仕事は加えたのです(苦笑)

煮沸時間によるゆで卵の黄身の変化を示した写真

そんな甲斐あって 
自分で言うのも何ですが
美味しいゆで卵ができました

ふたつゆでたので 
残ったひとつは翌朝食べようと思い
冷蔵庫の卵置き場に 
パック詰めの卵とは分けて置いておきました

冷蔵庫の卵置き場にパック詰めの卵とは分けて置いたゆで卵

で 翌朝 冷蔵庫をあけて見ると

あれ 分けておいたゆで卵がない!

なくなっていた 分けておいたゆで卵

もしかして、、、と思い
歯を磨いていた糖尿病専門医さんに

「ねえ 卵置き場に 
 ひとつ分けておいた卵 知ってる?」

と聞いたところ

「パックに戻しておいたよ」とのお返事

「ええっ あれ ゆで卵だったのだけど」 と話すと

「ええっ ゆで卵だったの?」 
 と びっくり返しの専門医さん

だって 
ほとんど台所仕事をしない書き手が
ゆで卵を作るなんて

そんなアイデアは 
専門医さんには微塵もなかったそうで

こういうのを
普段の地道な努力が実を結ぶ 
と言うのでしょうか?(笑)

大笑いしながら
台所に来られた専門医さんと
パックにある 
ゆで卵と生卵の鑑別作業を始めました

どれが生卵かわからなくて困っている人

確か戻したのはこれだと思うのだけど 
と専門医さんが言われる卵と
他の卵を 見比べますが

外見では 違いはわからないなあ

専門医さんは
ゆで卵と思われる方が 
表面にほくろのようなものが見える
と言われますが、、、

で 次にとった行動は 
卵をたたいてみること

卵をたたいているところ

すると 
ゆで卵と思われるものと 生卵では
たたいたときの音質が 
明らかに異なることがわかりました

ゆで卵と思われる方は 
生卵と比べて 音質が低い

中身が詰まっているような音質がします

西瓜の品質を見比べるときと一緒だね 
と 専門医さんは言われます


そこで 事件が起こらないように
音質鑑別によりゆで卵と思われた方を
流しのシンクの角にコツコツと
ぶつけてみたところ

わっ 透明な白身が漏れ出てきた!

透明な白身が漏れ出てきた写真

ということはなしで
ちゃんとゆで卵であることが
判明しました

事件が起こらず 良かったです(笑)


そうか 表面をたたいて低い音がしたら 
ゆで卵なのだね

ゆで卵と生卵の鑑別法 
リアルに会得しました!(笑)


で そのことを医院のスタッフに話したら

卵をまわしてみると鑑別できるそうですよ 
とのこと

卵をまわしてみると生卵か鑑別出来ることを示す写真

ゆで卵は 勢いよくクルクルと回りますが
生卵は なかなかうまく回らないとか

ゆで卵は 勢いよくクルクルと回ることを示す写真

また ネットで調べると

回したあとに指で押さえると 
ゆで卵はピタッと回転が止まるのに
生卵はなかなか回転が止まらない

とも書いてありました

生卵はなかなか回転が止まらないことを示す写真

ゆで卵のタンパク質は凝固しているから 
安定性があり
クルクル回るし 
回転もピタッと止まる

考えてみたら 当たり前ですね

照明にかざす 
という鑑別法もあるようです

卵を照明にかざしている様子

ゆで卵は影になるけれど 
生卵は透けて見えるそうで

これも 
中身の液体と固体との性質の差を見ているわけですから
当たり前と言われれば当たり前ですが(笑)

でも たたいたときの音質で
鑑別するという方法は

ネットサーフィンしてみましたが 
どこにも書いてありませんでした

おっ これは オリジナルな鑑別法を発見かな?

もしかして 特許がとれたりする?(笑)
高橋医院