えっ 77歳?
今週はお盆休みなので (当院は通常通りの診療をしています) お勉強ブログはお休みです さて 和食を食べるなら やはり日本人の板前さんが料理したものが フレンチを食べるなら やはりフランス人のシェフが作ったものが 美味しいように思ってしまいます そんなのは感覚が古いと 揶揄されそうですが とある週末の午後 書き手が東京文化会館を訪れたのは そういう理由からなのです あ 文化会館にグルメしに行ったわけでは ありませんよ(笑) ロビーには こんなきれいな生け花が 飾ってありました で 今日のコンサートは人気が高かったので 頑張ってとれた席は 3階席 席からの舞台の眺めは こんな感じです ムーティと シカゴシンフォニーによる ヴェルデイのレクイエム ヴェルデイ 言わずと知れた イタリアが生んだ偉大なる作曲家 オペラのイメージが圧倒的に強いのですが 宗教曲 それもミサ曲のレクイエムも 作曲しています そして リッカルド・ムーティ
こちらも言わずと知れた イタリアはナポリが生んだ世紀のマエストロ やはり イタリア人のヴェルデイの作品を振るのは イタリア人のムーティじゃないと 訳の分からない とんだ偏見に満ちた導入部のオチを ご理解いただけたでしょうか?(苦笑) コテコテのクラシック音楽ファンではない 不真面目な書き手は ヴェルデイのレクイエムなら オペラと宗教曲の 両方のエッセンスを同時に楽しめて 一度で二度おいしいよね なんて不謹慎な期待をして 結構高価だったチケットを購入したわけです(苦笑) ちなみに 書き手は ムーティの指揮を聴くのは初めてです 開演前のステージの様子は こんな感じ アメリカのシンフォニーだけあって メンバーの人種がさまざまで 弦はアジア人が多いですね 皆さん わりとリラックスされて 談笑されているのが 印象的でした で 開演のブザーが鳴り 舞台に登場した マエストロ
さすがに若き日の 颯爽とした格好良さは影を潜め 失礼ながらタキシードの前の お腹のふくらみがかなり目立ちましたが でも さすがにオーラがあります! なんと 御年77歳になられたそうな! オペラではお馴染みのテナーたちが オーケストラの前に陣取り オラトリオには欠かせない合唱団が 舞台後方にどっしりと構えます いったい何人おられるのかなと 数えてみたら なんと150人余り えっ シカゴから150人来たの?と思ったら 日本の東京オペラシンガーズという プロの合唱団の方々でした レークイエーム キーリエ という厳かなコーラスで 1時間半の荘厳な世界が始まります このあたりは まさにミサ曲らしい悲しさ 美しさが溢れますが 次に これもレクイエムではお馴染みの 怒りの日 迫力があります! 遠くから舞台全体を眺めることが できる席だったので バスドラム奏者の力強い演奏も 目で楽しむことができました 東洋人の華奢な女性の方でしたが 両手で思い切り 両脇のドラムを叩かれるさまは凄かった! You-tubeに動画があったので ご覧ください そして テナーたちの独唱 重唱 それに合唱 なんとなく華やかな躍動感もあって ヴェルデイのオペラ的魅力が 解き放たれる感じがします テノール 素敵でした そして やはり 150人の合唱は迫力がありますね オラトリオの魅力を 十二分に味わうことができました 東京オペラシンガーズ 初めて聴かせていただきましたが お見事でした ということで あっという間の1時間半 目論見通り レクイエムの荘厳さと オペラの華やかさを 同時に楽しむことができました ちなみに 世で3大レクイエムと呼ばれる モーツアルト ヴェルデイ フォーレ 個人的には フォーレが品があっていちばん好みです でも この方は フォーレのレクイエムには 怒りの日がないからなと ご不満? 怒りの日 あなたのテーマソングにピッタリ? 動画で流れていたパーカッションの音に ビックリして しっかりディスプレイを ガン見していました さすが 全国放送でその女王様ぶりがレポートされたネコさんは やることなすこと 貫録があります?(笑)
高橋医院