今週はお盆休みなので
(当院は通常通りの診療をしています)
お勉強ブログはお休みです

お盆休みの様子

さて 和食を食べるなら
やはり日本人の板前さんが料理したものが

フレンチを食べるなら
やはりフランス人のシェフが作ったものが

美味しいように思ってしまいます


そんなのは感覚が古いと 揶揄されそうですが

とある週末の午後 
書き手が東京文化会館を訪れたのは
そういう理由からなのです

あ 文化会館にグルメしに行ったわけでは
ありませんよ(笑)


ロビーには 
こんなきれいな生け花が 飾ってありました

文化会館のロビーに飾られた花

で 今日のコンサートは人気が高かったので
頑張ってとれた席は 3階席

席からの舞台の眺めは こんな感じです

3階の客席から見たステージの眺め

ムーティと
シカゴシンフォニーによる
ヴェルデイのレクイエム

ムーティが指揮するヴェルデイのレクイエムのポスター

ヴェルデイ

言わずと知れた 
イタリアが生んだ偉大なる作曲家

オペラのイメージが圧倒的に強いのですが
宗教曲 それもミサ曲のレクイエムも
作曲しています

ヴェルデイの肖像画

そして リッカルド・ムーティ

指揮するムーティの姿

こちらも言わずと知れた 
イタリアはナポリが生んだ世紀のマエストロ

やはり 
イタリア人のヴェルデイの作品を振るのは
イタリア人のムーティじゃないと

ムーティとヴェルデイの写真

訳の分からない
とんだ偏見に満ちた導入部のオチを
ご理解いただけたでしょうか?(苦笑)


コテコテのクラシック音楽ファンではない 
不真面目な書き手は

ヴェルデイのレクイエムなら
オペラと宗教曲の
両方のエッセンスを同時に楽しめて
一度で二度おいしいよね

なんて不謹慎な期待をして
結構高価だったチケットを購入したわけです(苦笑)

ちなみに 書き手は
ムーティの指揮を聴くのは初めてです


開演前のステージの様子は こんな感じ

開演前のステージの様子

アメリカのシンフォニーだけあって
メンバーの人種がさまざまで 
弦はアジア人が多いですね

皆さん わりとリラックスされて
談笑されているのが 印象的でした


で 開演のブザーが鳴り 
舞台に登場した マエストロ

指揮をするムーテイの写真


さすがに若き日の
颯爽とした格好良さは影を潜め
失礼ながらタキシードの前の
お腹のふくらみがかなり目立ちましたが

でも さすがにオーラがあります!

なんと 御年77歳になられたそうな!


オペラではお馴染みのテナーたちが
オーケストラの前に陣取り

歌うテナーたちの写真

オラトリオには欠かせない合唱団が
舞台後方にどっしりと構えます

合唱団の写真

いったい何人おられるのかなと
数えてみたら なんと150人余り

えっ シカゴから150人来たの?と思ったら 
日本の東京オペラシンガーズという
プロの合唱団の方々でした


レークイエーム 
キーリエ 

という厳かなコーラスで
1時間半の荘厳な世界が始まります

このあたりは 
まさにミサ曲らしい悲しさ 
美しさが溢れますが

次に これもレクイエムではお馴染みの
怒りの日

迫力があります!

遠くから舞台全体を眺めることが
できる席だったので
バスドラム奏者の力強い演奏も
目で楽しむことができました

演奏するバスドラム奏者

東洋人の華奢な女性の方でしたが
両手で思い切り
両脇のドラムを叩かれるさまは凄かった!

You-tubeに動画があったので ご覧ください


そして 
テナーたちの独唱 重唱 それに合唱

なんとなく華やかな躍動感もあって
ヴェルデイのオペラ的魅力が
解き放たれる感じがします

テノール 素敵でした

そして やはり
150人の合唱は迫力がありますね

オラトリオの魅力を
十二分に味わうことができました

東京オペラシンガーズ
初めて聴かせていただきましたが お見事でした


ということで あっという間の1時間半

目論見通り 
レクイエムの荘厳さと 
オペラの華やかさを
同時に楽しむことができました


ちなみに 世で3大レクイエムと呼ばれる

モーツアルト 

モーツアルトのレクイエムのポスター

ヴェルデイ
フォーレ

フォーレのレクイエムのポスター

個人的には 
フォーレが品があっていちばん好みです


でも この方は
フォーレのレクイエムには
怒りの日がないからなと ご不満?

怒りの日 
あなたのテーマソングにピッタリ?

パーカッションの演奏の様子を見る楓

動画で流れていたパーカッションの音に
ビックリして
しっかりディスプレイを ガン見していました

さすが
全国放送でその女王様ぶりがレポートされたネコさんは
やることなすこと 貫録があります?(笑)

 

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