外国のダイエット本で強調されていること2:栄養素の質の大切さ
外国のダイエット本で強調されていることの まとめを続けます <どうして太るのか?> 肥満になるメカニズムは どの本でも詳しく書かれていました @太る原因はインスリン インスリンこそが肥満の元凶だ ということは 全ての本で指摘されています @インスリン以外の太る原因 レプチン抵抗性は 4冊で 脳の慢性炎症は 2冊で ストレス・コルチゾールの関与は 3冊で それぞれ指摘され 太る機序が詳しく説明されていました @どうして食べてしまうのか? また 食べてしまう原因として 食欲が亢進する機序 脳の報酬系 依存性 が それぞれ4冊で言及されていました @脂肪細胞を飼いならす 脂肪細胞が悪さの元凶なのだから インスリンを過度に分泌させない対策も含め 脂肪細胞の活性化を 上手にコントロールすべきだという主張も 2冊で書かれていて 面白かったです <ワルモノは糖質> 脂質はワルモノではない 太る元凶はインスリンだ という論理の展開から 当然のように 「糖質ワルモノ」説がでてくるわけで 糖が悪いという話は 5冊で 果糖が悪いという話は 6冊で それぞれ指摘されていました 糖の摂取過多をなんとかしないといけない というコンセプトは 今や世界の常識になりつつあるようです <カロリーでなく 栄養素の質が重要> 栄養素によって 体内でのインスリン分泌や脂肪の貯まり方に 及ぼす影響が異なるのだから 栄養素の質を重視しなければならない という論理は 全ての本に書かれていました そして 脂肪にも炭水化物にも 良いものと悪いものがあるのだから そこをよく吟味して 食材を選ばなければいけない さらに食物繊維の重要性も 2冊で取り上げられていました <間食 断食> 興味深かったのが 間食と断食です 間食については 2冊で取り上げられていて 肯定 否定と論が分かれていました 断食については 2冊で肯定的に取り上げられていました インスリンが分泌されない時間を いかに長くするか? という視点からは 断食は肯定され 間食は否定されます しかし間食については 長い空腹時間のあとのドカ食いを 防ぐ効果があると 肯定する論もあるようです 大切なのは *間食にどのような食材を食べるか? *断食後にドカ食いしないように気をつける という点だと思います <食べた方がよい食材 食べない方がよい食材> ということで 全ての本に書かれていた *食べた方がよい食材 *食べない方がよい食材 をまとめると @食べた方がよい食材 *魚 *赤身肉 *卵 *野菜 *きのこ類 海藻 *果物 *ヨーグルト *ナッツ類 大豆 *チーズ *オリーブオイル *茶色いパン・米 *自然で未加工の食物 *コーヒー @食べない方がよい食材 *精製穀物 白いパン・米 *加工肉 *ジャガイモ *砂糖 人工甘味料 *シリアル クラッカー ドーナツ *ドライフルーツ *ソフトドリンク 炭酸飲料 ジュース *菓子 ビスケット ケーキ パイ *ポテトチップス スナック菓子 *ファストフード 加工食品 ということになります 日々の食生活で 是非 参考にされてください
高橋医院