タイムイズマネー
マネー・ワールド ~資本主義の未来~ 2018 資本主義誕生から250年 キャッシュレスのお話が続きます ここで仮想通貨が登場します <仮想通貨とは?> 仮想通貨は 最近色々なところで見聞きすることが多いです その特徴として *中央銀行のような管理者がいない *プログラムが通貨の流通量を管理するので 勝手に増やせない *オンラインのグローバルシステムなので 国家などに影響されない *オープンに記録されているので 不正が生まれにくい *サイバー攻撃からどう守るかが不安要素 といったことが挙げられます 貨幣という“現象”について 国家に頼らず グローバルなテクノロジーに頼るコンセプトです 今はまだ99%が投機対象で 現実的な使用は限定されていますが
将来は 日々の生活で使われていくかもしれないと 番組ではレポートしていました ちなみに 仮想通貨に対する国の対応は アメリカ 中国などの覇権国は 現行の通貨金融システムで支配し続けたいので 否定的 日本は 仮想通貨を使って経済を活性化させたいので その可能性に賭けている そうです 仮想通貨ねえ 書き手も何度か勉強しようと試みましたが 正直言って いまひとつピンときていません(苦笑) 確かに海外送金などでは便利そうですが 実生活でリアルにどんどん使うイメージは わきません せいぜい コンビニやオンラインショップのポイントを 使う感じでしょうか? <時間通貨> また番組では さらに新たなコンセプトとして 「時間通貨」が紹介されました 書き手は初めて聞きましたが 「時間」を 1時間単位で取り扱うシステム だそうです たとえば Aさんが得意の経済問題に関する講演を1時間行い それにより得られた「1時間」を 興味がある料理講習で「1時間」使う そんなシステムのようです 万人に共通である「時間」というものを 「等価交換」する まさに時間を物々交換しているような印象です なんと 既に110ヶ国で3万人が利用しているのだとか この“時間”という“ニューマネー”のシステムのメリットは なんといっても 持つ人と持たざる人の格差が生まれないことで 確かに時間は万人に共通で限りがあるから 格差は起こりませんね さらに 時間を貯めても意味がないので 貯蓄されて市場に回らず 取引が不活性化するリスクはない しかも 時間の価値 何に1時間使うかという基準は 絶対的でなく相対的で 人によって異なっているので 従来のマネーシステムが有する ある種の力の理屈から解放されている と うーん 正直言って 仮想通貨より もっとイメージすることが難しい(苦笑) 時間を 交換可能な価値のある単位と見做す考え方 個人によって異なる “単位時間の使い方”に対する価値観を用いて トレードしようという考え方 そうしたアイデアは面白いと思うし 強欲や格差をなくすには 確かに有効なシステムかもしれませんが それにしても 圧倒的に普遍性がないと思います どうなのかな? <ニューマネーが既存の価値観を変える> 番組では最後に 紹介された 仮想通貨 時間通貨 といった ニューマネーと呼ばれる新たなシステムが持つ意味 について語られました こうしたニューマネーが持つ意義は なんといっても 従来的な価値観が変わること 儲かる 役に立つ だけが 評価 価値の基準でなく 共感 社会貢献といった 新たな基準がマネーシステムに取り入れられるのは 良いことなのではないかと そのうちに“イイネ!”も通貨になるかも?(笑) いわば 「経済発展を目標としていない新たなマネーシステム」 であると そして社会のマネーシステムの将来について 社会には 色々なマネーシステムが共存するようになるのでは? 今回紹介された時間通貨のような 新たな価値観に基づいた 個人をつなぐ新しいマネーシステムが 次々と生まれる可能性があり 人それぞれの価値観 置かれた状況により それらが使い分けられるようになるのではないか と予測していました 一方 従来のマネーシステムにおいては キャッシュレス化により 取引スピードがさらに加速していき さらに高度に発達したビックデータ収集システムにより 使用したデータが集積 分析され 経済をより効率的に回すための試みが 極限まで進められるだろうと いよいよ AIに経済活動の全てを 牛耳られてしまうことになる?(笑)
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