新型コロナウイルス感染下で生じる
いちばん多いストレス障害は
在宅勤務 リモートワークに伴うもの
かもしれません

在宅勤務 リモートワークでストレスを感じている人

在宅勤務をする人は
一時期減少しましたが
感染者が増えてくるとまた増加してきました

そうした人たちの中で
ストレスを感じる方が少なくないようです


<ズーム疲れという現象>

オンラインのバーチャルな会議 講義などが続くと
知らぬ間にストレスが溜まって疲れてしまう

人との交流をオンラインに頼ると
人間関係のリアルさが失われてしまう感じがして
疲労 虚しさを感じるようです

コンピューターの前で悩む人

また
職場のチーム内のコミュニケーションの取りにくさを感じ
孤独感が増強する

さらに 在宅勤務で長時間 家にいることで
家族内のストレス 葛藤の増大が生じることもあり
「コロナ離婚」という
洒落にならない新たなワードも生まれています

在宅勤務中に喧嘩する夫婦

こうした状態は
オンラインコミュニュケーションソフトの
「Zoom」の名を借りて
「ズーム疲れ」と呼ばれているそうです

ズーム疲れの注意喚起するポスター

ちなみにこの Zoom
書き手は在宅勤務はしませんが
今年は学会やセミナーが
Zoomを用いて行われることが多いので
お馴染みになっています

そういう時代なのですね!


<どうして「ズーム疲れ」が起きるか?>

@脳が疲れてしまう

どうして「ズーム疲れ」が起きるかというと
オンラインの画面を通した人との対話は
リアルな対話より
脳に負担がかかるからだそうです

疲れている脳のイラスト

部屋の匂い 目に入る細かな情報など
ナマの会話時に得られる状況理解のための
ヒントが得られない

人の脳は 直接の対話をするときに
話されている言葉に注意を払うと同時に
非言語的な手がかりからも
さまざまな意味を読み取っています

たとえば
相手が自分にまっすぐ向いているか 少し斜めか
話をしながら そわそわと体を動かしているか
話をさえぎろうと すばやく息を吸い込んだか
といったことを手掛かりにして

話し手が何を伝えようとしているか
聞き手にはどんな反応が期待されているか
といった全体像を
無意識のうちに把握し 判断材料にしています

画面を通した会話で
こうした補助的な情報がないと
脳は状況を理解するために
余計に働かないといけなくなり
大きな消耗につながります

リモートコミュニュケーションの文句を言う人たち

非言語的な手がかりを求めて過剰に集中し
慣れない刺激を過度に受けることによって
くたくたに疲れてしまうのです

また ギャラリービューでは
会議の参加者全員が同じ大きさで
画面に映し出されるため
脳は否応なしに
たくさんの人の表情をいっぺんに解読することになり
誰からも意味のある内容を読み取れないこともあります

ギャラリービューで画面に登場するたくさんの人たちの顔

一方で
自分が小さな四角形の中に押し込められているため
普段よりも感情を大げさに表してしまう

コンピューターに向い大げさな表情をする人

画像の質が悪いと
人はコミュニュケーションに非常に慎重になる
という報告もあります


@気持ち 感情も疲れる

オンライン会議では
脳だけでなく感情も疲れます

その場に自分が加わっていないような疎外感を感じ
相手との結びつきが損なわれたように思う
社会から切り離された感覚に陥る

オンライン会議に参加して疎外感を感じている人

リモートワークをすると
組織の中心から離れて働いていることから
仲間外れにされたように感じで
自分の存在意義を求めてしまう

また ビデオ通話では
画面に映し出される自分の姿が常に目に入るので
自分が人からどう見られているか気にしすぎたり
それが気になって 相手とのやりとりに集中できない
という予期せぬ事態も起こります

オンライン会議で集中できずに疲れてしまった人

気にしていけないと思うと さらにストレスになる

これは 書き手も感じたことがあります!
高橋医院