パンデミック後に 経済構造や人の価値観はどう変わる?
大越さんのレポート番組の続きです インタビューが中断され パンデミック後の経済の在り方について議論されます <パンデミック後に求められる 企業体質の変化と産業構造の転換> パンデミック後には 新たな成長をもたらす分野の開拓や 次世代を見据えた投資先の選別が 求められている @求められる企業体質 コロナ禍で経済が苦しい状況では 短期的な利益を重視せず 従業員 顧客 取引先などの利害関係者・ステークホルダーを重視する企業が 損害が少なかった 今後は 地域社会との関係も重視して 長期的な成長をはかる考えを有する企業や 従業員を大切にする企業が 競争力を高めていくと考えられる @産業構造の転換 一方 世界では 産業構造の転換の動きが 国家レベルで加速している 例えばEUは 92兆円の超大規模なコロナ復興基金を設立したけれど その3割を環境分野に投資する計画である グリーン・リカバリーと称される環境分野は まさに次世代の成長産業で 2050年までに130万人の雇用を創出するとされる しかし 産業構造の転換により職を失う人も出てくる これまでの成長の在り方に戻るのか 新たな道に踏み出すのか 選択が迫られている 今はまさに未来に向けた道を切り開くときで その道は決して簡単ではないが 豊かさの物差しを変えていくことが出発点になる なるほどね こうしたことは これまでもさまざまな論客が指摘していましたが 繰り返し見聞きすると 明確な新たな方向性として はっきりと見えてきたような気がします <パンデミックは新たな道を探る良い機会になる> 番組の後半では これまで再々話題になってきた資本主義について 再びセドラチェクとコーエンが語ります セドラチェクは 資本主義は変化を求める唯一のシステムだから もっと良いものに変われるはずだ 物質的な欲求から少し距離を置き デジタルのなかで満足を得られれば 環境を壊さず持続可能な社会を生み出していける望みがある と前向きに話します 一方 コーエンは 人はこれまで別の生き方ができるということを すっかり忘れていた 新しい車や洋服を買うために 年中 仕事に追われる生活とは異なる暮らしが可能なことを パンデミックが教えてくれた 現代社会は確かに便利になったが 資本主義社会は ひとつの時代の区切りにきている この先 どんな成長が望ましいのか 人々は考える時期に来ている と過去を振り返るように語ります
両者に共通しているのは パンデミックが これまでの生き方を見直して 新たな道を探すための 良い機会になるだろう ということだと思います <大越さんの優等生的な編集後記> 番組の最後に 大越さんが パンデミックが グローバル資本主義の競争にブレーキをかけた ならば 少し立ち止まって考えるのも良いだろう 長期的視点に立った未来への投資は 希望の道で その道を進むことで 新しい資本主義の形を示せるだろうか? と取材後記をまとめられます ね わかりやすいけれど 優等生的でちょっとパンチが足りないでしょう?(笑) でも 面白い番組でした! 大越さん もう少し皮肉屋さんになってね!(笑)
高橋医院