トッドさんは最後に コロナ後の世界について語ります

<コロナ危機に対応できる理想的なリーダー像とは?>

トランプやジョンソンのようなポピュリストと
マクロンのようなエリート主義者は
同じもので どちらにしても社会を分裂させてしまう

ポピュリストとエリート主義者は同じと語るトッドさん
どちらにしても社会を分裂させてしまうと語るトッドさん

では 国民とオープンに対話できるリーダーが
本当に望ましいと言えるのか?

良いリーダー像は 国によって異なるのではないか?

社会を形成する平凡な人々の集団が示すダイナミクスが
リーダーよりも重要だと考える

政治のリーダーに必要なものは
社会全体を包摂することへの責任感であろう

政治のリーダーに必要なものは社会全体を包摂することへの責任感であろうと語るトッドさん


<ポストパンデミックで求められるのは 国家間の協調である>

たとえば ワクチンの供給はどうなる?

世界で協調して開発する動きがあり
日本 イギリス カナダなど世界30か国が参加している
9200億円の資金を出し合って
平等にワクチンを分け合おうとする動きがある

こうしたことをはじめとした 国家間の協調がより重要になるだろう


<分断と対立を超えるために必要なものは何か?>

世界では 不寛容の空気が強まっている

世界では不寛容の空気が強まっていると語るトッドさん

今のEU内の対立の理由も不寛容だ

EU内の対立の理由も不寛容だと語るトッドさん

そんな状況下では
国を超えた普遍性とは何かを 絶えず問い続けることが大切だ

普遍性とは何かを絶えず問い続けることが大切だと語るトッドさん

国や地域ごとに 個性や国民性は異なる
たとえば ロシアには“リベラルでない”という国民性がある

こうした文化の多様性を受け入れないと
分断や争いが生まれてしまう

しかし 文化や国民性の違いを理解しあえれば
解決の道筋を見つけ出せるだろう

民主主義でさえ 特定の国や地域で合意を作る手段に過ぎず
万国共通の普遍的な考え方ではない

そもそも普遍的なイデオロギーなど存在しない

普遍的なイデオロギーなど存在しないと語るトッドさん

無理な画一化をあきらめることが 国際協調の第一歩である

無理な画一化をあきらめることが国際協調の第一歩であると語るトッドさん

人が理解できなくても 社会では何かが起こり続けていて
それが歴史というものである

世界の未来はあまりにも複雑で
目にしているものを分析するほど
危機に直面していると感じてしまう
しかし 分析から何かを提案することは難しい

なぜなら グローバリゼーションが
国家間だけでなく 社会の関係性まで複雑にしてしまったから

コロナ危機が私たちを賢くすることはないだろう

死が人を賢くするなら
人類は既に色々なことを学んでいるはずだが
しかし人は自分の考え方の範囲で現実を解釈しがちである

自分自身が考え強く思うことは
国家が自国の産業を保護しようと決断することの大切さである

国家が自国の産業を保護しようと決断することの大切さを説くトッドさん

これからの数年で
自分が歴史を学び考えてきたことが正しかったかどうか
鮮やかに浮かび上がってくることだろう

私はあくまで 起こったことを述べているだけで
それを聞いて判断するのは 聞いている人個人である

今は立ち止まるときではないか?
これまで追いかけてきた豊かさとは何だったのか?
新しい社会の在り方を模索していかないとならない



国家間強調の大切さのアピールや
真の豊かさを追い求める新しい社会の在り方の模索は
まあ ありきたりの結論とも言えますが
トッドさんの話は解りやすかったです

でも それって あまり刺激的ではなかったということ?(笑)

彼が他の識者たちと異なり
強く主張する保護主義路線が国家間協調につながる
というパラドックス理論は面白いと思いました!
高橋医院