2月から行われていた
2021年度のラグビー・シックスネーションズ
3/27に全日程を終了しました

2021年度のシックスネーションズのポスター

昨年はイングランドがフランスの猛追を抑えて優勝しましたが
今年はどうなったかというと
なんと昨年は下位に甘んじたウエールズが4勝1敗で優勝

優勝を喜ぶウエールズチーム

ビックリしました!

<ウエールズ>

それまでウエールズを成長させてきた
名将ガットランドさんが去り
2019年のワールドカップの時とほとんどメンバーが変わらず
2020年のテストマッチは3勝7敗に終わり
チームの将来性が見えないと揶揄されていたウエールズ

ウエールズラグビー協会のマーク

今年もそれほど大きなメンバー変更があったわけではないのですが
イングランド アイルランド スコットランドに
それぞれしぶとく僅差で勝ち切って優勝をものにしました

ウエールズのラグビーは
見ていてワクワクするような派手さはないのですが
以前から定評があった堅実な守備と
FWを中心に粘り強く攻めて
BKがワンチャンスをものにするという
ある意味で手堅いプレースタイルで
僅差で勝利するのもうなずける気がします

代表キャップ数が世界一に迫ろうとする不屈のキャプテン
アラン・ウィン・ジョーンズが率いるオジサン軍団
頑張りました!(笑)

アラン・ウィン・ジョーンズ

でも このメンバーで2023年まで引っ張るつもりかな?
一抹の不安を感じざるを得ません


さて 2位から4位は3勝2敗の3チームで
勝ち点で1点上回ったフランスが2位
アイルランドとスコットランドは勝ち点は同じでしたが
アイルランドが得失点差が1点上回り3位
スコットランドは4位となりました

最終の順位表


<アイルランド>

アイルランドは
SOのセクストンの出来次第という感じがします

アイルランドラグビー協会のマーク

ガツガツとFWで攻め込む地力は安定していますが

アイルランドのフォワード陣

それをさらに上回る得点シーンを演出するのは
やはりセクストンのセンスで
彼の調子の良し悪しが
チームに大きく影響していると思う

パスをするセクストン

でも 彼は怪我が多いし 今年35歳ですから
2023のフランスワールドカップのことを考えると
アイルランドは彼の代役を育てることが急務でしょう

タックルを受けるセクストン


<スコットランド>

スコットランドは 強くなった印象があります

スコットランドラグビー協会のマーク

初戦のイングランドには快勝しましたし
ウエールズには1点差 アイルランドには3点差の惜敗
そして最終戦のフランスには終盤に大逆転しました!

見ていて なんとなくワクワクしますが(笑)
このワクワクするプレースタイルを支えているのが
SOのフィン・ラッセルフィン・ラッセル

FBのスチュアート・ホッグ!

スチュアート・ホッグ

この二人が攻撃に絡んでくると ドキドキしてきます

ちょっと素行が悪いけれど
やんちゃでヒラメキタイプのラッセルと
攻撃的だけれど堅実なプレーをするホッグが
うまく絡み合うと面白い!

談笑するホッグとラッセル

これまでスコットランドには
あまりインパクトを感じませんでしたが
今のチームの潜在能力は
もしかしたらウエールズやアイルランドより上かもしれません

スコットランド 要注目です!
高橋医院