ドイツのワイン産地
ドイツワインの有名な産地について説明します
ドイツ国内には 多くのワイン生産地がありますが 中でも特に良質なワインを造ることができる 特定ワイン生産地域が指定されています <特定ワイン生産地域> 「地域指定優良ワイン」を造る特定ワイン生産地域は ラインラント・プファルツ州 ヘッセン州 バーデン・ヴュルテンベルク州 バイエルン州 ザクセン・アンハルト州 ザクセン州にあり 合計で13地域が指定されています 赤ワインはバーデン地方 白ワインはモーゼル地方 が有名です いずれの地域も ライン川やアール川などといった大きな河川の周辺にあり 豊かな水資源を利用して ワイン造りが発展してきたことがわかります @ベライヒ 特定ワイン生産地域は さらに複数の地区(ベライヒ)に分かれます ドイツ国内には41のベライヒがあり 同じベライヒで造られたワインは 味などの特長が似ていることが多いようです ベライヒは1つ以上の総合畑の集合体であり 総合畑は1つ以上の単独畑の集合体となっています ドイツワインの生産最小単位は「単独畑」であり 地域指定優良ワインにおいては 単独畑で造られたものの方が 総合畑で造られたものよりも質が良いとされています 地域指定優良ワインのラベルは 原則として「地名+畑名」を示すことになっているので ワインを選ぶ際には参考にしてみてください <フランケン> 特定ワイン生産地域は北部に多く存在しますが フランケンは 唯一南部のバイエルン州に属する地域で 他の産地が甘口ワインを量産してきた80年代以前から 辛口にこだわってきました さすがは自由の気風溢れるバイエルンです! 力強く風格のある味わいの シルヴァーナやミュラー・トゥルガウが栽培され それらはすっきりとした辛口ワインとなります ずんぐりとして平板な形の 「ボックスボイテル」と呼ばれる伝統的なボトルは ドイツワインの代名詞のような存在で 古くからフランケンワインを世界に広く知らしめています
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