都の福祉保健局は
1月28日に 
都内におけるインフルエンザ流行が広がり始め
注意報レベルに達した
と発表しました

インフルエンザ患者さんの発症数を
定期的に計測している医療機関(定点)における
1週間の新規インフルエンザ患者さんの報告数が

1/18~1/24の1週間で 
10人を越えて注意報レベルになりました

先週は3.78人でしたから
1週間で3倍を超える増加率です


下の折れ線グラフに示すように
例年はこの時点から 患者さんの数が
急勾配の右肩上がりで増えていきますから

今年もこれから
より大きな流行に拡大する恐れが充分にあります

インフルエンザ患者数の経時的変化




中央区は
幸いまだ注意報レベルには達していませんが

この地図をご覧になってお解りのように
都内の多くの区が
オレンジ色の注意報レベルに達しています

都内で注意報レベルに達している場所




また 近隣の千葉県 神奈川県 埼玉県でも
同様の傾向が認められています

関東で注意報レベルに達している場所



インフルエンザは
早期に診断し 治療を開始することが大切です

早期に診断すれば
周囲の人に感染させてしまうリスクも減りますし

早期から治療をすれば
つらい症状に苦しむ期間を短縮することができます

心配な方は 早目に相談にいらしてください

また 今年は流行の開始が遅かったので
上の折れ線グラフの紺や緑で示された年のように
流行が3月一杯続く可能性がありますから
まだインフルエンザの予防接種を受けておられない方は
是非お受けください
高橋医院