日本でもクリスマスは 
すっかり年中行事として定着していますが

イースターはどうなのでしょう?

鮮やかに彩られた卵のデイスプレイを 
街で見かけることもありますが
クリスマスほどの盛り上がりや認知度は 
ないように思います

イースターの卵

書き手も 
イースターの存在は知っていましたが
詳しい知識を持っていたわけではありません

しかし 今回 あることをきっかけに
そのいわれを詳しく知ることができました

きっかけとなった出来事は
「トマーナー」たちのコンサート


トマーナー と聞いて 
反応ができる読み手の皆さんは
糖尿病専門医さんとお友達になれるでしょう(笑)

旧東ドイツの古都 ライプチヒには
ヨハン・セバスチャン・バッハが
長い間 キリスト教音楽の指導者(カントル)を務めた
聖トーマス教会がありますが

聖トーマス教会の前のバッハの彫像

バッハも監督として育て 指揮をしたのが 
聖トーマス教会合唱団

今でも世界中にファンが多い少年合唱団で
団員の坊やたちは「トマーナー」
の愛称で呼ばれています

聖トーマス教会合唱団の若者たち

我が家にも トマーナーのファン
(正確にバッハのファンといわないと怒られるかな?笑)
がおられます

そのファンのお導きでご同行したコンサートが
聖トーマス教会合唱団と
世界的に有名なゲヴァントハウス管弦楽団による

バッハのマタイ受難曲

ゲヴァントハウス管弦楽団のバッハのマタイ受難曲のプログラム

実は数年前にも 
トマーナーのマタイ受難曲に行ったことがあり
確か同じ3月中旬だったと記憶していたので

コンサートが始まる前に
「前も同じ頃にマタイを聴きに行ったよね?」と同行者に話すと
「そりゃ 今の時期は稼ぎ時でしょうから」とのお答え

無知な書き手は
この問答で頭のなかにクエスチョンマークが
浮かんでしまいます

「どうして 今の時期は 稼ぎ時なの?」
なんて聞いたら

「ホントにあなたは何も知らないのね」
と揶揄されそうなので
自分で調べました(苦笑)


冒頭のイースターの話に戻りますが

イースターはキリストの復活を祝う日
「春分の日のあとの 最初の満月の次の日曜日」
とされています

今年は3月27日

その前の1週間は 受難週と呼ばれ なかでも

*聖木曜日は 最後の晩餐の日
*聖金曜日は キリストの受難の日

十字架を背負うキリスト

として
キリスト教徒の皆さんは
いつにもまして敬虔なときを過ごされるそうです

そして 聖金曜日に教会で奏でられるのが 受難曲

なかでも バッハのマタイ受難曲は大人気で
こうした理由で 
3月にはマタイ受難曲を聴く機会が多いわけですね

バッハのマタイ受難曲のCD

なるほど~ です

ちなみに 受難曲は
新約聖書のマタイ マルコ ルカ ヨハネの4つの福音書に基づく
イエス・キリストの受難を描いた音楽作品ですが

バッハはマタイ受難曲とヨハネ受難曲を作曲していて
それぞれ コアなファンがおられるようです

なんにでも興味を持ってしまう書き手は
マタイ福音書とヨハネ福音書の違いにも 
ちょっと関心があります

また 勉強しようっと(笑)

で お恥ずかしい話を披露しますが
受難曲を英語で言うと passion ですよね

アホな書き手はその昔
キリストの受難を描いたpassionという
映画の広告を見て

passionという
映画の広告

そうか キリストは情熱的だったんだ と
思っていました

全く お恥ずかしい限りで(苦笑)

アホな話で長くなってしまいましたので
トマーナーのコンサートの模様は 
次回お伝えします


高橋医院