もう昨秋のことになりますが
上野の国立東京博物館で開催されていた
ブルガリ展を見てきました

上野の山は
銀杏がきれいに色づいていましたが

道に落ちた銀杏の実が踏みつぶされて 
あの独特な香りが漂っていて
ちょっと苦手でした(苦笑)

銀杏がきれいに色づいた上野の山

博物館の前の広場では 
伊賀上野NINJAフェスタが開かれていて
たくさんの人が伊賀牛の露店などを
楽しまれていましたが

そんななかで伊賀のゆるキャラを発見!

子供と遊ぶ伊賀のゆるキャラ

お名前は ハイクちゃん だそうで
なぜにハイクちゃん?と思ったら

伊賀は芭蕉の故郷だそうで 
勉強不足で知りませんでした

俳句と忍者の郷 伊賀上野 いつか訪れてみたいです

で ブルガリ展

ブルガリ展の看板

この表慶館では 
以前にカルティエ展も開かれていましたね

ブルガリ展の垂れ幕がかかった表慶館

ブルガリは創業131年

初代はギリシアからイタリアに移住された方だそうで

代を経るにつれて
さまざまな色の石をふんだんに散りばめた 
色鮮やかなデザインの宝飾品を作るようになり

それが目玉となって
カルティエなどの老舗宝飾メゾンに
肩を並べるようになったとか

豪華な宝飾の大きな首飾り

宝飾業界では 伝統的に

五大宝石
(ダイヤモンド ルビー サファイア エメラルド アレキサンドライト)
をメインに使うことが多く

アメジスト トルコ石などの
半貴石と呼ばれる石を使うことは
稀だったようですが

ブルガリはそんな伝統を打ち破って 
美しいデザインを作り上げ
それを売り物にしてのし上がっていったそうです

確かに鮮やかな色使いは
ブルガリならではですね

それとカボションカットと呼ばれる
石を大きな丸い山形に整えて研磨して
光の反射ではなく 
石そのものの光沢を生かすカットを多用したのも
ブルガリのオリジナルで

看板に出ているこのサファイアは 
まさにカポションですが

カポションのサファイア

老舗メゾンからは
「品がない」と揶揄されたそうです

まあ 新興に対するそうした老舗の反応は 
どこの世界でも同じで
容易に想像できますね(笑)

で 陳列された
さまざまな美しい宝飾品を見ていきましたが

書き手がいちばん美しいと思ったのは 
何といってもこれ

エメラルドのネックレス

セブンワンダーズと呼ばれる 
エメラルドのネックレス

カラーもカットも大きさもほぼ同じの
7つの大粒エメラルドが用いられているもので 
見事な美しさでした

これには 
ちょっと ため息が出ましたよ(笑)

エメラルドの原石は 
全てが緑色に輝いているわけではなくて
ほんの一部が緑色なのだそうですね

エメラルドの原石

だから 
このように同じ色で同じ大きさの石が
7つも揃うのは珍しいことだとか

なるほどね 
ジュエリーの世界は知らないことだらけです

で 個人的には カボションはあまり好みではないかも

やはり宝飾品は
細かい細工や巧妙なカットが施された 
光の反射により輝くものが 
美しいと思います

あと ちょっと面白かったのが
一緒に行った方が 
展示されている作品を見ながら

「わー これ 首が細くないとムリだわ」 

とか

「身につけると重そうね」

といった感想を述べられていたことで

後日 テレビ番組で
ブルガリ展のレポートをしていましたが
やはり女性は同じような感想を述べられていたので 
笑えました

ジュエリーを 
男性は芸術品として観る 
女性は装飾品として観るのかな?

またも 気に恐ろしきは 
ジュエリーとなんとやら でしょうか?
(こんなことを書くと また怒られそうだな:苦笑)

ところで ダイヤは別格として

ルビー エメラルド サファイア 

どれがいちばん美しいと思われますか?

ルビー
エメラルド
bサファイア

「重そう」と言われていた方にきいたところ
「全部」 と答えられていました(笑)

個人的には 
今回のセブンワンダーズが印象的だったので
どれかひとつと言われたらエメラルドかな

ドレスデンのレジデンツで
ザクセン選帝侯のジュエリーコレクションを
見たことがありますが

全く同じデザインの
ティアラ ネックレス ブローチ イヤリングなどのセット

ルビー エメラルド サファイアのそれぞれを用いた3組が
並んで展示されていて 
あれは圧巻でした

思わず息をのみましたよ!


ルビーの赤 

サファイアの青 

エメラルドの緑

いずれも透明感がある深い色合いで 
じっと見ていると引き込まれそう

ジュエリーには 
正気を失ってしまいそうな妖しさがあるような気もします

そういえば ブルガリと言えば
毎年クリスマスには ヘビが登場しますね

ブルガリタワーの壁を這うヘビのイルミネーション

展示されていた宝飾品にも 
こんなヘビがいました
(これ 時計です)

ヘビの形をした宝飾時計

それにしても こんなのを身につけるとは
女性の方々はやはり大変ですね?(笑)
高橋医院