夏至のイワシ祭り!
今日 6/21は 夏至! 1年でいちばん 昼の時間が長い日です 去年は 懐かしいスウエーデンの夏至祭を ご紹介しましたが 今年の夏至祭りは ポルトガル なんと イワシ祭り! です!! 実は 某所から こんなお知らせをいただきまして このお祭りの存在を知った次第なのですが ポルトガルの首都リスボンでは 毎年6月12・13日が 守護聖人の聖アントニオを讃える 聖アントニオ祭 そして第二の都市ポルトでは 6月24・25日が 聖人ジョアンを讃える 聖ジョアン祭 夏至をはさんで 二大都市で行われる夏祭りの共通の特徴は 皆で 焼いたイワシを たくさん食べながら祝うこと! ポルトガルのイワシの炭火焼は 美味しいのですよ! ちょうど夏至の頃は イワシの旬でもありますから イワシ大好きの書き手は もちろんお店にうかがうことにしました 渋谷の松濤にある ポルトガル料理屋さん Manuel どうしてManuelという店名かというと 料理人さんが Manuelさんだからだそうで なんと書き手の留学時代のボスの名前も Manuel (彼はポルトガル人ではなくて 南米コロンビア出身でしたが) ということで いきなり名前でシンパシーを 感じてしまいます(笑) まずは ポルトガルの銘酒ポートを トニックウオーターで割った ポートトニックで喉を潤します シェリーやポートを トニックウオーターで割るのは 夏のアペリティフとしては最高ですね! メニューを開くと さっそくイワシ祭のご案内が なんとお祭りの期間中は ひとり鰯1尾 フリーでいただけるとか! Manuelさん 太っ腹!! パンには イワシのペーストがついてきます! いやー イワシ好きの心を 見事にくすぐりますね!(笑) 飲み物を ポルトガル特産の シュワシュワ感たっぷりの ヴィーニョヴェルデ(緑のワイン)にして まずは バカリャウのコロッケをいただきます 懐かしい味です! そして バカリャウの卵とじ バカリャウ は 干しダラ 水で戻して コロッケにしたリ 焼いたり 蒸したり 卵とじにしたリ いろいろな調理法で 家庭の日常の食卓に供される ポルトガルの国民食のような食材です 彼の地のスーパーでは こんな大きなバカリャウが まるで絨毯を売るかのように 所狭しと無造作に置かれていて この光景は圧巻でした 糖尿病専門医さんは このバカリャウの虜となり バカリャウが食べられるところでは 必ず注文されます 確かに旨味が凝縮された味わいがあって 美味しいです 干しダラは 昔のヨーロッパの 貴重なタンパク源となる保存食だったようで ハンザ同盟の主たる交易品も 確かバカリャウで 干しダラの文化史は かなり面白いと思います どこかに そんな内容の本はないかな、、、 そして 主役の サーデイン! 大きい! とても立派です! 銚子沖で獲れたイワシさんだそうで すご~く 美味しい!! イワシラバーにとっては 至福のときです!!(笑) 最後は ポルトガル風海鮮鍋の カタプラーナ これも 出汁がいっぱいで 美味しい! でも 大分お腹がいっぱいになってきました 〆は 左利きとしては ポート ポートは ルビーとかなんとかで 色でタイプが異なります 昔 勉強したのですが忘れていました また 次の機会に ポート・マデイラ・シェリー・マルサラといった 酒精強化ワインのお勉強会を したいと思います(苦笑) 左利きでない方は デザート 右のライス・プデイングは なかなか美味です! ポルトガルのお菓子って 実はかなり美味しいのですよ ということで イワシの夏祭り 堪能しました! ちなみに 書き手たちの隣の席の若いカップルは ビニール製のハンマーで 互いに頭を叩き合っていました ポルトの聖ジョアン祭では 昔は厄除けのために ニンニクで頭を叩き合っていたそうで 今はニンニクの代わりに ビニール製ハンマーで叩き合うとか でもお店の方は 書き手たちにはビニール製ハンマーは 貸してくれませんでした 真剣に殴り合うかも と思われたかな?(笑)
高橋医院