雨のち晴れ
この国の天気は 一日のうちに四季があると言われるほど 変わりやすいので有名です 朝 大西洋に浮かぶ アラン諸島のイニシュモア島に観光に行こうと 高速船の乗り場に行くと ご覧のような横殴りの雨 うーん さすがに普段の行いが悪いと こういうときに罰があたるようで?(苦笑) で そんな天候ですから 約40分間の船上はかなり揺れたのですが 書き手の後ろに陣取る フランスから来た中学生の集団は 元気そのもので 大はしゃぎ! 引率の先生に 静かにしなさい と怒られていました(笑) 島に到着して 船を降りても 残念なことにこの天候、、、 でも 件の学生さんたちは なんとサイクリングで島を観光するようです さすが 若い!(笑) 一方 書き手たちはミニバスで移動です この小島の人口は1000人余りですが 夏のシーズンには25万人の 観光客が訪れるそうです 島民の多くは ゲール語(現地の人たちはアイルランド語と言います)をしゃべり 英語が苦手な方も少なくないそうで 年配のバスの運転者さんも なまりのある英語をしゃべられていました そして 観光業を営む方は 5月初めから10月初めまで 日曜もなしに働かれて あとの季節は 夏の稼ぎでのんびりと過ごされるそうです なるほどね~ で バスは こんな細い道を進んでいきます 島内にある いちばん古い修道院跡を訪れる頃には 幸いなことに雨は小降りになってきました そして この島のいちばんの観光名所である ドン・エンガスの要塞遺跡に向かいます 正面の遠く彼方に見えるのが 目的地の遺跡 小一時間ほど 歩いて向かいますが 雨は止みました この道 雨が降っていたら最悪でしたが 良かった~ そして 雲の合間から青空がのぞくようになり 出発したときは どうなることかと心配していた方も 安心して牛さんと語らっておられます そして 高台にある遺跡に到着 こんな断崖絶壁の荒々しい景色が楽しめます さらに 小山のように見える要塞跡に登ると こんな絶景! 崖っぷちに座っている人もいましたが かなり風が強いので 書き手は足がすくんでしまいました、、、 この大海原の先にあるのは 大西洋を越えて 北米大陸です あのタイタニック号も この海原に出航していったのですね、、、 青空がどんどん広がってきて 気持ち良いです 航空写真を見ると こんな断崖絶壁の上に 要塞が築かれているのがわかります 紀元前5世紀くらいに 建てられたと推測されているそうで この島にケルトの民が移り住んでくるより 以前のことだそうです 昔の人は すごかったですね、、、 見学を終えて バスを待つ間に ソフトクリーム屋さんで ランチ代わりにソフトクリーム ウイスキーハニー味で 美味しかったけれど 冷たさに顔をしかめておられる方もいました(笑) さて 帰途につきましょう サイクリング隊は 相変わらず元気で 午後の語らいを楽しむ地元のオジサンたちの脇を かなりのスピードで 走り抜けていきました 天気はどんどんよくなって お日さまが顔を出してくれました 朝 出発するときは大雨だった埠頭も 帰ってきたときは すっかり晴れていました まさに この国の典型的な天気を 楽しめた一日でしたが この変わりやすい天気 そして雨が 美しい緑を育てているのでしょう この国は 本当に緑が美しいです
高橋医院