シベリアからきたカップル
ノヴォシビルスク という街が どこにあるかご存知ですか? もし読み手の方が知っておられたら スゴイ! どうして知っているの? と お聞きしてしまうかも 書き手はもちろん知らず ググって地図を見ても いまひとつ どこにあるのか イメージできませんでした(苦笑) ユーラシア大陸の北を 東西にながーく広がるロシアの領土 そのちょうど真ん中あたりの南部 街の南には カザフスタンやモンゴルが位置します シベリアの中心的都市で シベリアの首都 と呼ばれているそうで ロシア国内第3位の街だそうです シベリアというと ロシアの東側のアジアよりの地域 というイメージでしたが 真ん中あたりに位置するノヴォシビルスクが 既にシベリアなの? シベリアって そんなに広大なの? びっくりしました! ノヴォシビルスクという街を 知るに至った理由は いつもロシア関係のバレエや音楽の チケットをくださる方から トランス=シベリア芸術祭 のチケットをいただいたからです このトランス=シベリア芸術祭を オーガナイズされている ヴァイオリニストのワデイム・レーピンさんが ボリショイバレエの大スター スヴェトラーナ・ザハーロワさんと 音楽とバレエのコラボを見せてくださる催し 書き手は仕事が終わるのが遅れて 開演時間に少し遅れて サントリーホールに到着しましたが なんと 芸術祭のオープニングセレモニーをしていたので 少し遅れて席に滑り込むことができました ロシアの下院議長さんや 自民党の高村副総裁が プーチンさんや安倍さんのメッセージを 代読されていて えっ そんなに大掛りな催しだったの? ネクタイして来ればよかった と後悔しましたよ(苦笑) で レーピンさんとザハーロワさんの セッションが始まりました レーピンさんが 日本人の若手のアンサンブルを率いて演奏し ザハーロワさんとボリショイの男性ソリスト3人が 音楽に合わせて踊る 書き手は不勉強で レーピンさんもザハーロワさんも 初めて認識しましたが うーん 正直言って レーピンさんのバイオリンは すごく胸をうつものではありませんでした 去年の夏に聴いたギル・シャハムさんが 強烈な印象だったので ついつい それと比べてしまいます(苦笑) バレエは なかなかすごいと思いました 基本が忠実というか ひとつひとつの所作にキレがあり バシッときまる 見ていて美しいです 特に ザハーロワさんがソロで踊られた コンテンポラリーダンス風の Revelationは圧巻でした 舞台には イスがひとつおいてあるだけで 照明が落とされたなか 白い質素なドレスに素足の彼女が 苦悩 自らへの責め 安らぎ などの情感を あるときは床に転がり あるときはイスを台にして全身で伸びあがり 見事に表現していました これには引き込まれましたね 迫力もあって圧巻でした しかも 繰り返しになりますが ひとつひとつの技のキレがすごい 書き手がご贔屓のペレン様よりすごいかも と思いましたよ(苦笑) 彼女はウクライナのご出身だそうで 要チェックと思いましたが 来春のボリショイバレエの日本公演で 彼女が躍る演目は あっという間に売り切れになっていました! うーん まだまだ勉強が足りません(再苦笑) プログラムを読むと このダンスは 日本人の舞踏家の平山素子さんのオリジナル作品で 彼女の舞台を見て感動したザハーロワさんが 挑戦的な意味も込めて 自らのレパートリーに加えられたとか さて あとで知ったのですが レーピンさんとザハーロワさんは 私生活でもパートナーだそうです うーん レーピンさん 愛するザハーロワさんと一緒の舞台だと にやけて弓が鈍った?(笑)
高橋医院