愛なんて?
プリティ・ウーマンという ジュリア・ロバーツが主演した映画があります LAでストリート・ガールをしている彼女が リチャード・ギア扮するやり手実業家と ラヴ・アフェアーを繰り広げますが そのベタなストーリー展開が 意外に書き手は好みなのですよ(笑) お話の終盤に 彼は自家用ジェットで サンフランシスコのオペラハウスに 彼女を連れていき あるオペラを見せます 演目はイタリアオペラの巨匠 ジョゼッペ・ヴェルデイの ラ・トラヴィアータ 椿姫 初めてこの映画を見たときに ちょっと小賢しいけれど でも 上手いじゃない? と思いましたよ(笑) ストリート・ガールが きれいに着飾って 生まれて初めて見たオペラ 高級娼婦ヴィオレッタの 純愛・悲恋物語に 感動して涙して 自分の生き方や 彼との交際について 考えるきっかけを持つ 良いお話じゃないの?(笑) 愛 なんて 真正面から考えたり 取り組んだりするのは ちょっと面倒くさいし 気恥ずかしいし 第一 もう そんな歳ではないでしょう? それでなくても 世の中を斜めに見るのが 大好きな書き手ですから 純愛物語のラ・トラヴィアータなんて 興味ありませんよ 大体 ラ・トラヴィアータの ストーリーでも 最初の頃 ヴィオレッタは アルフレードの求愛を受けても 愛なんて面倒くさいと 笑いながら 拒絶しているではありませんか? でも 世の中 そんなに捨てたものでもないのですよ?(笑) ヴィオレッタは それまでの自ら生き方に 疑問を感じるようになり 純愛に目覚め アルフレードの愛を受入れます まあ そうでなくては ストーリーは展開していかないのですが(笑) だから天邪鬼オヤジも たまには 心を清らかにすることも大切かなと 柄にもなく思うようにも なるのですよ(苦笑) ましてや 伝統あるローマ歌劇場で 2015年シーズンに上演されたこのオペラ 演出したのは オペラ初演出の ソフィア・コッポラ ロスト・イン・トランスレーション マリー・アントワネット 書き手がお好みの ちょっと気になる映画を監督した才女が ラ・トラヴィアータを演出したら どんな世界になるのでしょう? そりゃ 興味ありますよね! しかも コスチュームを含めた舞台の総合デザインは イタリアを代表するデザイナーの大御所 ヴァレンチノ どんな世界が造りだされるのか 期待が更に膨らみます! ということで 3連休を利用して ちょっとローマまで コッポラの椿姫を観に行きましたよ! ではなくて 2016年に ローマ歌劇場で上演された ラ・トラヴィアータの映画版 を 日本橋の映画館に観に行きました(笑) 2週間 1日2回の限定上映 オンライン予約が開始されると同時に 座席を確保しましたよ いつもバレエ映画を見る映画館ですが バレエ映画は 比較的観客の数が少なくて空いているのに 今回は ほぼ満席! 椿姫だから? コッポラ演出だから? 多分 その両方の影響なのでしょう 話が長くなるので 次回に続けます
高橋医院