最強の牛肉 頂上決戦

最後の対決は お肉の焼き方 
レアとウエルダンの比較です

書き手は 
レア ミディアムレアが好みですが

ウエルダンのように 
よく焼いた方が美味しいと言われる方も
かなりおられますね

で 対決の舞台となるのが 
前回と同じ 
フランスとアルゼンチン

レアの本場は フランスです

フランスでは 
ステーキといえばレアだそうです

お店の黒板に書かれたメニューには 
こんなことが書かれています

おいしい肉はレアで レア以外はおいしくない

おいしい肉はレアで レア以外はおいしくないと書かれた黒板

スゴイ徹底ぶりですね!(笑)

でも お客さんのコメントは 
もっと辛辣!(笑)

ウエルダンなんて 厚紙を食べるようなものさ

ウエルダンなんて 厚紙を食べるようなものさ と語る人

あんなの 靴の底よ!

あんなの 靴の底よ!と語る若い女性

驚いたことに
レアには セニョンとブルーの 
2種類があるそうです

セニョンとブルーを比較した写真

セニョンは 日本のレアに近い

セニョン

表面だけ焼いて 中は余熱で火を通した程度で
肉本来のおいしさが味わえます

ブルーは セニョンよりもっと焼かない

表面を 軽くあぶるだけで 中は限りなくナマ

ブルー

セニョンより よりピンク色が強い

野性味あふれる焼き方で 
日本では目にすることは少ないとのこと

書き手はアメリカのステーキハウスで 
お店の方から

良いお肉を食べるときは ブルーがいいよ

とアドバイスされたことがありますが
臆病なので まだ試したことはありません(笑)

おいしい肉は ブルーかセニョン 
それ以外はおいしくない

おいしい肉は ブルーかセニョン それ以外はおいしくない と書かれた黒板

またしても お店の黒板に書かれています(笑)

強火で30秒

肉の表面全体をさっと焼き 
旨味が逃げ出すのを防ぐので
レアで焼いたお肉は 
肉の甘味 香りが味わえます

レアで焼かれたステーキの断面

そして 
フランスお得意の熟成肉だから 
レアで食べる

熟成肉は 焼きすぎると 
うま味が全てなくなってしまうのです

しっとりとした熟成肉の塊


一方 ウエルダンの本場は アルゼンチン

レアは邪道 中まで火が通っていないとダメ

ウエルダンに焼かれる肉

血が滴っているのはダメだね

血が滴っているのはダメだね と語る地元客

こちらも徹底しています(笑)

さて ウエルダンも3種類あるそうです

3種類のウエルダン

なかでも 一番人気のコシードは 
最も火が良く通っているもの

コシードを勧める店の人

コシードで焼いたお肉は 香りがすごくよい

コシードで焼いたお肉の写真

そして 血が一滴もたれず
噛みしめると 肉汁がジュワーッと広がり
旨味がすごい

コシードで焼いたお肉の断面

よく焼くと お肉が固くなる印象がありますが
食べるとそれほど固くなく
ジューシーさが残っているそうです

コシードで焼いたお肉の断面2

そして 
ウエルダンこそが
アルゼンチンお得意の 
2歳の 柔らかくてみずみずしい肉の
最適な焼き方なのです

柔らかくてみずみずしい肉

しかし 
ウエルダンは 
実はいちばん難しい焼き方

4cmの厚さのお肉を 片面10分ずつ
火を離して 弱火でじっくりと 
温めるように焼きます

ウエルダンで焼いている途中の肉

レアで焼くより よほど神経を使うとか

ウエルダンで焼いている途中の肉2

でも 上手く焼けると
パサパサにならず 中の肉汁が失われず  
ジューシーさが保てて
とても美味しいそうです

ウエルダンで焼かれた肉の断面

このように お肉の焼き方は
結局のところ 
お肉の熟成度 若さに規定されるようです


熟成肉は さっとあぶり

若いお肉は じっくりと仕込むように焼く

ベテランは すぐに仕事が出来るけれど
ルーキーが仕事ができるようになるまでには 
仕込みに時間を要する

たとえて言うと 
そんな感じでしょうか?(笑)

書き手は
若いお肉をじっくり焼いた美味しさは
経験したことがないので
是非味わってみたいです

もちろん 合わせるのは
彼の地の濃い赤ワイン マルベックですね!

アルゼンチンのマルベックの赤ワイン

これはやはり 
ブエノスアイレスに行かないとダメかな?

アルゼンチンのタンゴを踊る光景

でも そうしたら 
タンゴも観たくなっちゃうだろうし 
困ったなあ(苦笑)


高橋医院