勝たせてあげたかった
1か月間に及んだお祭りも 遂に終わってしまいましたね FIFA サッカーワールドカップ 3位決定戦も決勝戦も 両方ともしっかりライブで見ましたよ クロアチアに 勝たせてあげたかったなあ、、、 判官びいきというか 決勝トーナメントの3試合を すべて延長戦まで戦って そのうち2試合はPK戦でしのいで でも 試合終了まで 全員がフルに走り切っていた戦いぶりは 本当に感動ものでした あまり馴染みのない スラブの民の小国 クロアチア 同じ民族同士なのに 宗教の違いにより 血で血を洗う すさまじい内戦を経験した国 余計なお世話でしょうが どことなく不幸せな匂いを 勝手に感じてしまいます そんなこともあり 余計に勝たせてあげたかった あ この写真を見たから 応援していたわけではありませんよ!(笑) キャプテンのモドリッチ選手は 往年のスーパースターの ヨハン・クライフを彷彿させる風貌で (左が若き日のクライフ 右がモドリッチ) 優勝できなかったのに 彼が大会MVPに輝いて良かったです! ところで この大会は 個の力がシステムに封じられた と評されていたのが とても印象的でした ロナウド メッシ ネイマールといった 卓越した個人技を有する スーパースターが率いる国が ベスト4にも残れなかった サッカーの戦術が進歩し システムで守る技術が磨かれたために 個の能力でそれを突破していくのが 困難な時代になっているそうです システムによる管理が 個性の輝きを封じ込めてしまう? 天邪鬼な書き手は それはそれで面白くないな と思ってしまいます(苦笑) 管理を打ち破る新たな才能の出現を 期待したいものです! また ロナウドやメッシが輝けなかったのは 彼等が普段プレーしている ヨーロッパのビックなクラブチームに比べ 国代表チームの周囲のタレントが 劣っていたからだ という意見も聞きました これも 興味深い現象だと思います サッカーの醍醐味を 存分に味わいたいのなら 国の代表同士が争うワールドカップより ヨーロッパ各国のリーグの チャンピオンのクラブチームが争う UEFAチャンピオンズリーグを見た方が良い というのです なるほどねえ と思いましたよ 戦術的 技術的なレベルは 国代表はクラブチームに劣ってしまう というのが現実なのですね ふと 国民国家とグローバリゼーションの関係を 思い浮かべてしまいました それに絡めて話を転がしますが 普段はシニカルにかまえる 嫌味な書き手をもってしても 日本代表の予想外の健闘には 心が熱くなりました また メッシもロナウドも クラブチームでの栄冠は 既に十二分に得ているのに それでも レベル的には見劣りするかもしれない 代表チームでの栄冠を 必死に求めていたように思います そういう意味では チャンピオンズリーグでは 見られない情熱のようなものが ワールドカップにはあるように感じました やっぱり 国 民族の血が 騒ぐのでしょうね 書き手は サッカーよりラグビーの方が好きなのですが 代表チームへの思い入れは サッカーの方に強く感じてしまいます というのも ラグビーの国代表チームは 民族に拘らない 一定期間 その国に住んだことがあれば 国籍を有していなくても 代表チームの選手になれるのですよ だから ラグビーの日本代表チームには 名前を漢字でなくカタカナで示される選手が たくさんいます それはそれで とてもグローバルで懐が深いと思うのですが うーん 書き手には正直言って レベルが高すぎる気もします(苦笑) サッカーのワールドカップを見終わって ふと そんな風に思いました ということで 期待していた以上に サッカーのワールドカップ 面白かったです! そして アルファベットの読みで名前が始まる(面白い!) 19歳のあの選手 若さとスピードに目が行きがちでしたが 細かいテクニックもすごかった! この先 どんなふうに化けていくのか とても楽しみです! 選手の皆さん サポーターの皆さん 暑い1か月間 お疲れさまでした!
高橋医院