スター誕生!X2
8/10のワラビーズとの対戦で 26-47と記録的な点差で まさかの敗戦を喫し そのオーラに陰りが見えた オールブラックス 1週間後の8/17 ホームのオークランド イーデン・パークで プレディースローカップをかけ ワラビーズと再戦しました プレディースローカップは NZとオーストラリアのカップ争奪戦ですが 去年10月に書き手も横浜で観戦しました さて この試合でオールブラックスは 大胆なメンバーチェンジをしてきました 書き手が疑問視している SOマウンガ FBバレットの布陣は そのままにして なんとベン・スミス リーコ・イオワネの 両ウイングを 先発メンバーから外しました ベン・スミスは 前回のワールドカップでもFBとして活躍した BKの重鎮だし リーコ・イオワネは ここ数年 トライゲッターとして 大活躍している選手です 写真左がイオワネ 中がベン・スミス 確かにふたりとも ここ数試合は 目立った働きができていませんでしたが それにしても 大胆なメンバーチェンジです 代わりに抜擢されたのが スーパーラグビーで大活躍した若手の 11番 ジョージ・ブリッジ 14番 セヴ・リーズ センターには久し振りに 写真右の ソニー・ビル・ウイリアムス 試合前のハカは すごく気合が入っていて 先週の結果と今週の試合の意味を 選手たちが充分に理解しているのが 伝わってきました しかも「カパ・オ・パンゴ」 ハカには 「カマテ」と「カパ・オ・パンゴ」の 2種類がありますが カパ・オ・パンゴは ここぞという勝負時に披露されるのです オールブラックスが今日の試合を いかに重視しているかがわかります あまりの迫力に 見ていて 思わず 身震いしてしまいましたよ で 試合は 最初のうちこそ オールブラックスの気合が 空回りしている感じでしたが モウンガが 相手のミスボールをきれいに拾って独走 最初のトライをあげます このモウンガの独走トライですが その起点となるプレーがありました それが この試合に抜擢された 11番ブリッジの鋭いタックル! タックルを受けたワラビーズの選手のパスが狂い ボールがこぼれたところを モウンガが拾って独走したのです そして スター誕生 第1幕! 先ほど鋭いタックルをしたブリッジが魅せます 相手が蹴り込んだボールを 自陣からバレットがブリッジにパス パスを受けたブリッジは 快足を飛ばして相手デイフェンスの間を コースも巧みにスルスルと走り抜け HBアーロン・スミスにパス スミスはアカンベーしながらトライ! パスの前に横走りして タメを作ったバレットもさすがですが ひょうひょうと 相手バックスの間を抜き去っていった ブリッジは凄かった! スター誕生です! そして後半始まってすぐ ゴール前の密集から 内側にカットインして走り込んできた ソニー・ビル・ウイリアムスが 久々のトライ ソニーは 以前より 動きが切れてきたように見えます そして スター誕生 第2幕! バレット弟が蹴ったキックをチェイスしたのは やはりこの試合で ウイングに抜擢されたリーズ 転がるボールを自分で蹴って そのままそれを追いかけてトライ とっさの足技も快足も見事で 再び スター誕生です! そのあとも サベアが密集から奪い取ったボールを 左に展開 またもブリッジが 今度は内側に切り込んで デイフェンスを引きずりながら 力づくのトライ 凄い! 結局 36-0 とワラビーズを完封して 前の週のリベンジを見事に果たしました プレディースローカップを掲げる キャプテンのキアラム・リードも嬉しそうです 一方 ワラビーズのメンバーはガッカリ 1週間で天国と地獄が 入れ替わってしまいました いやー それにしても 今日のオールブラックスは強かった! 久し振りに見ていて興奮しました そして 大活躍してそれぞれトライをあげた ブリッジ リーズの両ウイングを抜擢した ハンセンヘッドコーチはさすがでした すみません 大胆なメンバーチェンジだなんて 失礼なことを言って(苦笑) ワールドカップでも この二人が大暴れするのかな? それとも ベン・スミスやイオワネの 巻き返しがあるのか? とても楽しみです そして 書き手がこの試合で一番すごいと思ったのが フランカーのサベアとケイン ふたりとも良い仕事をしていました! ケインの仕事ぶりや風貌は 前キャプテンで同じ7番だったリッチー・マコウを 思いださせるものがあったし サベアの獰猛さは スゴイ いったいいくつ ターンオーバーに関わったことでしょう サベアは もともとはウイングの選手でしたが フランカーへの大抜擢は大成功のようです
自分の名前を彫った首筋のタトゥーは 可愛らしいのですが(笑) 次にオールブラックスを見るのは いよいよ2週間後に迫った 9/21 横浜スタジアムの南アフリカ戦ですね!
高橋医院