エレクトリックに少し疲れた夜
東京JAZZの2日目 暑さが残る8月末の週末に 渋谷まで連日出向いたのは チック・コリアの アコースティック・バンドと エレクトリック・バンドの 両方を聴き比べできるからです 前日は アコースティック・バンド 今日は エレクトリック・バンド 今日の前座さんは ベーシストのマイケル・リーグさんが率いる スナーキー・パピー 2004年にデビューして これまでにグラミー賞を3回もとっているそうです 今回のステージは 9人の大所帯 ベース ギター トランペット サキソフォン フルート シンセサイザーがふたり ドラム パーカッション 全員がステージに並ぶと壮観です そして ブラスセクションが強烈で 前日の落ち着いたムードとは一転して 体全体が揺さぶられるような サウンドです! うーん 迫力満点だけど おじいさんは 少しお腹いっぱい気味?(苦笑) さて 今日の真打の エレクトリック・バンドの登場 チック・コリアは 最初はアコースティックから キャリアを始めましたが 1980年代のエレクトリック・サウンドの とてつもない進歩に興味をひかれ 新たな音楽の発展に挑むようになりました アコースティック・バンドで ベーシストをつとめたジョンさんが アコースティック・ベースだけでなく 6弦のエレクトリック・ベースの 名手でもあったので アコースティック・バンドのメンバーに サキソフォンとギターを加えて 5人でエレクトリック・バンドを結成し そちらの活動をメインに行うようになりました でも アコースティックの魅力も忘れがたく 暇を見つけては アコースティック・バンドの活動も していたそうです ひとつのジャズ・フェスティバルで アコースティック・バンドと エレクトリック・バンドの 両方のチームで演奏するのは なんと27年振りとのことで 連日のチケットがとれて ラッキーでした! で エレクトリック・バンドの面々も 結成時の若々しさに比べると さすがに成熟されましたね(笑) でも 演奏はパワフルでした! チック・コリアは シンセサイザー ジョンは エレクトリック・ベース をそれぞれ操り そこにパワフルなサキソフォンと エレクトリック・ギターが加わり アップテンポで迫力満点 チックは シンセサイザーを操りながら ベース サキソフォン ギター ドラム それぞれと 会話を楽しむように曲を構成していきます ステージの上では 皆が楽しそう! 後半には チックが 肩から掛けるシンセサイザーを使い 各メンバーのそばに行って まさにコミュニュケーションしながら 演奏します でもね 書き手は正直言って 途中から少し疲れたかな チック・コリアがピアノ ギターもアコースティックで サキソフォンからオーボエに代わった曲を聴いて 一息ついたというか安心しました 確かにエレクトリックになると 音楽の可能性は 無限に広がる感じはしますが アコースティックの 音の奥行きというか落ち着きというか そちらの方が好みかもしれません 書き手も 歳をとったということでしょうか?(苦笑) でも 最後の定番の Got a match は 大迫力で圧倒されました! ということで 2夜にわたり チック・コリアの アコースティック エレクトリックの 両方のセッションを存分に楽しむことができて とても幸せでした! 興奮して帰りにTシャツを 買ってしまいましたよ!(笑)
高橋医院