さて 北島 vs 南島の試合

現地時間の午後7時開始ですが
時差の関係で 日本では午後4時スタート

なんとJ-sportsのオンデマンドで
ライブ中継してくれたので
リアルタイムで楽しむことができました

試合前の様子を放送するJ-sportsの画面

ハカはどうするのかな?と思っていましたが
なんとナシ!

何のセレモニーもなしで 
淡々とゲームが始まりました

無人の観客席

それにしても 観客席が無人で
スタンドに黄色の空席シートだけが目立つというのは
妙な雰囲気です

選手たちも
今ひとつ気分が盛り上がらないのではないかなと
心配してしまいます

でも そんな心配はご無用で
選手たちは 伸び伸びとプレーをしてくれました


黒いジャージの北島は 開始早々
マッケンジーのパスを受けたクラーク
ものすごい勢いで南島のデイフェンス陣を
いきなり突き破って湧かせます

マッケンジーのパスを受けたクラーク

そして
今やセンターとして注目されているイオアネ
バレット兄が転がした絶妙なゴロパントを拾ってトライ!

美しいトライでした!

トライするイオアネ

ウイングとして伸び悩んでいた感があったイオアネが
センターとして活路を見出してくれているのは
嬉しいかぎりです


ご贔屓のマッケンジーも 縦横無尽の大活躍で
しっかりトライをとり 
別のトライの演出もしました

駆け回るマッケンジー

SOバレット兄 FBマッケンジーのコンビは
即興でクリエイテイブなプレーを
随所で見せてくれたので とても楽しめました

互いを讃えあうマッケンジーとバレット

一方 南島は 優位に立つフォワード戦で
ゴリゴリと2トライ

マッケンジーとFBのポジションを争うであろう
南島のFBバレット弟も 体の大きさを生かした突進で
セブ・リースを突き倒してトライしました

トライするバレット弟

その後も 手に汗握る接戦が続き
途中で両チームの選手が
つかみ合うシーンもありましたが
和気あいあいと収められ(笑)

つかみあう両チームの選手たち

最後は南島の快足ウイング
スーパーラグビーのトライ王の新鋭ジョーダン
最後のプレーで逆転トライをとり

トライするジョーダン

南島が38-35で逆転勝ちしました

最終スコアを示す画面

南島の選手たちは大喜び
北島の選手たちはガックリ

大喜びする南島の選手とがっかりする北島の選手

それでも最後は 両チーム皆で円陣を組み
オールブラックスの将来のために
互いの健闘を讃えあっていました

互いの健闘を讃えあう両チームの選手たち

今年からオールブラックスのヘッドコーチになった
イアン・フォスターさんも
ナイスゲームにご満悦の表情でした

ご満悦なフォスターさん

そして 翌日の9/6に
2020のオールブラックスメンバーが発表されました

発表された2020のオールブラックスメンバー

全35人のスコッドのうち
初キャップが7人 帰り咲きが3人と
かなりの数の新しいメンバーが加わりました

初キャップ組は さすがに嬉しそう
皆 22~23歳の若手です

初キャップの若手組

前日の試合でトライをとったクラークは
お父さんもオールブラックスだったそうで
ふたりとも嬉しそうでした

嬉しそうなクラーク選手のお父さん

彼のプレースタイルはセブ・リースと似ているので
ポジション争いが楽しみです


やはりトライをとったジョーダンも初キャップ

なかなかのイケメンなので
女性ファンが喜びそうです(笑)

プレーするジョーダン選手


新スコッドでは
SOにバレット兄とモウンガがノミネートされていて
ちょっと驚きでした

去年のワールドカップでは
SOモウンガ FBバレット兄で固定されていましたが
今度はふたりをSOで争わせるようです

バレット兄とモウンガ

現地のスカイ・スポーツの特集番組でも
このことが大きな話題になっていて
バレット兄がスーパーサブという意見も出ていました

書き手は まだバレット兄の方が
一日の長があるように思うし
彼のプレーの方が華麗で見ていて楽しい

でも イングランドや南アフリカに勝つには
華麗なだけではモノ足りないのかもしれません


マッケンジーをどう使うかも
スカイ・スポーツでは
大いに議論されていました

J-sportsの解説でも
大西将太郎さんが「うーん」と
答えに窮されていましたね

FBで使うなら ライバルはバレット弟になりますが

マッケンジーとバレット弟

マッケンジー贔屓の書き手としては
バレット兄とマッケンジーのケミストリーを
もっともっと見てみたいです

新しいオールブラックスの試合は
10月にオーストラリア・ワラビーズとの
フレディスローカップが行われる予定です

どんなフィフティーンになるか 今から楽しみです!
高橋医院