新オールブラックスメンバー発表
さて 北島 vs 南島の試合 現地時間の午後7時開始ですが 時差の関係で 日本では午後4時スタート なんとJ-sportsのオンデマンドで ライブ中継してくれたので リアルタイムで楽しむことができました ハカはどうするのかな?と思っていましたが なんとナシ! 何のセレモニーもなしで 淡々とゲームが始まりました それにしても 観客席が無人で スタンドに黄色の空席シートだけが目立つというのは 妙な雰囲気です 選手たちも 今ひとつ気分が盛り上がらないのではないかなと 心配してしまいます でも そんな心配はご無用で 選手たちは 伸び伸びとプレーをしてくれました 黒いジャージの北島は 開始早々 マッケンジーのパスを受けたクラークが ものすごい勢いで南島のデイフェンス陣を いきなり突き破って湧かせます そして 今やセンターとして注目されているイオアネが バレット兄が転がした絶妙なゴロパントを拾ってトライ! 美しいトライでした! ウイングとして伸び悩んでいた感があったイオアネが センターとして活路を見出してくれているのは 嬉しいかぎりです ご贔屓のマッケンジーも 縦横無尽の大活躍で しっかりトライをとり 別のトライの演出もしました SOバレット兄 FBマッケンジーのコンビは 即興でクリエイテイブなプレーを 随所で見せてくれたので とても楽しめました 一方 南島は 優位に立つフォワード戦で ゴリゴリと2トライ マッケンジーとFBのポジションを争うであろう 南島のFBバレット弟も 体の大きさを生かした突進で セブ・リースを突き倒してトライしました その後も 手に汗握る接戦が続き 途中で両チームの選手が つかみ合うシーンもありましたが 和気あいあいと収められ(笑) 最後は南島の快足ウイング スーパーラグビーのトライ王の新鋭ジョーダンが 最後のプレーで逆転トライをとり 南島が38-35で逆転勝ちしました 南島の選手たちは大喜び 北島の選手たちはガックリ それでも最後は 両チーム皆で円陣を組み オールブラックスの将来のために 互いの健闘を讃えあっていました
今年からオールブラックスのヘッドコーチになった イアン・フォスターさんも ナイスゲームにご満悦の表情でした そして 翌日の9/6に 2020のオールブラックスメンバーが発表されました 全35人のスコッドのうち 初キャップが7人 帰り咲きが3人と かなりの数の新しいメンバーが加わりました 初キャップ組は さすがに嬉しそう 皆 22~23歳の若手です 前日の試合でトライをとったクラークは お父さんもオールブラックスだったそうで ふたりとも嬉しそうでした 彼のプレースタイルはセブ・リースと似ているので ポジション争いが楽しみです やはりトライをとったジョーダンも初キャップ なかなかのイケメンなので 女性ファンが喜びそうです(笑) 新スコッドでは SOにバレット兄とモウンガがノミネートされていて ちょっと驚きでした 去年のワールドカップでは SOモウンガ FBバレット兄で固定されていましたが 今度はふたりをSOで争わせるようです 現地のスカイ・スポーツの特集番組でも このことが大きな話題になっていて バレット兄がスーパーサブという意見も出ていました 書き手は まだバレット兄の方が 一日の長があるように思うし 彼のプレーの方が華麗で見ていて楽しい でも イングランドや南アフリカに勝つには 華麗なだけではモノ足りないのかもしれません マッケンジーをどう使うかも スカイ・スポーツでは 大いに議論されていました J-sportsの解説でも 大西将太郎さんが「うーん」と 答えに窮されていましたね FBで使うなら ライバルはバレット弟になりますが マッケンジー贔屓の書き手としては バレット兄とマッケンジーのケミストリーを もっともっと見てみたいです 新しいオールブラックスの試合は 10月にオーストラリア・ワラビーズとの フレディスローカップが行われる予定です どんなフィフティーンになるか 今から楽しみです!
高橋医院