凄いぞデュポン!
南半球では ブレディースローカップで ラグビーのテストマッチが再開されましたが 時をほぼ同じくして北半球でも 3月初旬の第4節の途中で中止されたシックスネーションズが 10/24に約7か月ぶりに再開されました まず行われたのが 第4節に予定されていた試合のなかで 唯一中止されたアイルランド対イタリア戦です アイルランドのホームのダブリンで開催されましたが ヨーロッパではコロナの第2波が襲ってきているので 南半球と異なり 全ての試合は無観客で行われました
スタンドに誰もおらず 座席シートの色だけが一面に広がっているのは なんとも異様な光景です でも 興味深かったのは 録音された歓声が試合中にスピーカーから流れることで しかもターンオーバーの場面などでは 一段と大きな歓声が流れるので(笑) 意外なほどの臨場感が楽しめます で 試合は地力に勝るアイルランドが 新キャプテンとなったセクストンの活躍などで
50-17と圧勝しました! 同じ日にパリでは フランスとウエールズがテストマッチを行いました 翌週行われる第5節のウォーミングアップ的な位置づけかな? やはりパリ・サンドニスタジアムも スタンドには誰もいません だから試合前の国歌斉唱のときも 選手たちの野太くて少し音程の外れた歌声だけが競技場内に響き うーん 盛り上がりに欠ける?(苦笑) ちなみにフランスのNo8の選手は 試合が始まる前から こんな顔つきで どんなに激しい練習をしてきたかがわかります(笑) さて 2月まで行われていた第4節までの試合で フランスは 一昨年の覇者イングランド 昨年の覇者ウエールズを ともに撃破して絶好調! スコットランド戦では フォワード1列の選手が お得意の(?:笑)相手選手へのパンチをだして一発退場になり ひとり少ない状態で半分以上の時間を戦ったので敗れましたが フランス 期待できます! 躍進の立役者は 21歳のスクラムハーフのデュポンと 20歳のスタンドオフのヌタマックの 若いハーフ団 この試合でも ふたりが大活躍で 特にデュポンは ほぼ全てのトライに絡みました 強気に相手の守備に挑みかかり突破し 抜け出た選手を忠実にフォローして いつも着実に得点に絡みます すごいそ デュポン! 小柄だけれど牛若丸のようで 見ていてワクワクするし気持ち良いです! また試合終盤にはウイングの選手が 防御の裏にキックした球を自ら拾って快足を飛ばしてトライ! 往年のフランスのシャンパンラグビーが戻ってきたかのようです! それに対して 昨年の覇者のウエールズは元気がありません スタンドオフのダン・ビガーを中心に なんとか巻き返そうとしますが そのビガーがイージーなペナルティキックを3本も外してしまい 波に乗れません さすがにビガーも渋い顔! 結局 38-21でフランスが快勝! 次週に行われる 優勝を決めるアイルランド戦への 期待が大きく膨らむ試合内容でした それにしても 20歳と21歳の若い才能あふれるハーフ団を有するフランスは とても楽しみで 思わず応援したくなってしまいます!
高橋医院