新型コロナウイルスのパンデミックが続いていますが
世界ではラグビーのテストマッチが再開され始めています

ニュージーランドでは
スーパーラグビーの国内版のアオテアロアが
大盛況のなかで開催されたことを既にご紹介しましたが

それに続いて　ついにテストマッチ
オーストラリア・ワラビーズ対オールブラックスの
ブレディースローカップが開催されました



2018年には横浜で開催されたブレディースローカップを
ナマで観戦したので懐かしいです！


昨年のワールドカップが終わり
今年はオールブラックスもワラビーズも
ヘッドコーチが変わりました



オールブラックスは
前ヘッドコーチのハンセンさんの下でアシスタントコーチをしていた
イアン・フォスターさんが引き継ぎ



ワラビーズは
ニュージーランド人のデイヴ・レニーさんが
新しいヘッドコーチに就任されました



レニーさんは　スーパーラグビーでチーフスを優勝させた方で
ワラビーズは以前も
ニュージーランド人のロビー・デイーンズさんをヘッドコーチに迎え
とても良いチームを作られたので
今回もどこまでワラビーズを強化できるか楽しみです

試合前にふたりは　楽しそうに会話を交わしていました




さて10/11に行われた第1戦ですが
その数日前に発表されたオールブラックスのメンバーを見て
書き手はビックリしました！

だって　ご贔屓のマッケンジーの名前が
先発メンバーにも　なんとサブにも見当たらないのです

ええーっ！



去年のワールドカップには
マッケンジーは靭帯の怪我で出場できず
オールブラックスは
SOモウンガ　FBバレット兄の布陣で臨みましたが
今回もそのメンバーできたようです



それにしても　サブにも選ばれないなんて
今の首脳陣には　あまり評価されていないのでしょうか？

なんて心配していたら
なんとバレット兄が練習中にアキレス腱を痛めて
試合前日に急遽マッケンジーがFBに入ることになりました



いやはや　ひと安心！（笑）

プレスによると
マッケンジーの代役起用について聞かれたフォスターさんは
「マッケンジー以外の人の起用は考えもしなかった
　彼はそれだけの才能のあるプレーヤーだから」
とコメントしたそうですが
だったらどうして　サブメンバーに入れてなかったの？

マッケンジーファンは
ファンだけに不安が募ります（オヤジギャグ！：苦笑）
　

さて　この試合は
オールブラックスが最後にホームで戦って以来
400日以上たって行われるもので
オールブラックスがこんなに長くホームで試合をしなかったのは
歴史上初めてのことだったそうです！



それだけに　選手もファンも気合が入ります！

試合前には
新キャプテンのサム・ケインが先頭に立ち
久々のハカを披露しました



また　ワラビーズのキャプテンのマイケル・フーパーが
代表キャップ100試合を達成して
観客からスタンディングオベーションを受けていました




さて試合は
これまでウイングをしていたリーコ・イオアネが
初めてセンターに入り　素晴らしい突進を見せていましたが
なんとインゴールで痛恨のノッコンでノートライ

リーコも書き手がご贔屓の選手なので
ウイングをリースやジョージに奪われた感もあるなかでの
センターとしての起用に是非応えて欲しいものです！




で　ご贔屓のマッケンジーは
キックリターンから見事な流れを作り
敢えて自分で勝負せず素早いパス回しでトライを演出し
ディフェンスでも何回かジャッカルする活躍を見せました



でも　これはスゴイ　という切れ味はなく
FBとしてはやや体格に劣るところを突かれて
きれいなタックルには入るものの
パワーで押し切られてトライを許してしまいます




その後もワラビーズに
上背の無さ故のハイキック処理不安を狙われていた感もあり
うーん　大丈夫かなあ、、、

キックが押し戻されるような凄い雨風のなかで行われた試合は
なんと88分にも及ぶ死闘となり



オールブラックスは最後にゴール前に攻め込んだものの
トライを獲りきれず
16-16のドローとなりました



勝ち切れなかったオールブラックスの選手たちは
まるで試合に負けたかのように天を仰ぎ

対照的に
宿敵相手に久し振りに良い勝負ができたワラビーズは
キャプテンもヘッドコーチも満足した表情でした



ちなみにフーパーは　1月からトヨタに入るそうです！

トヨタの第3列は
姫野さんがハイランダーㇲでスーパーラグビーに挑戦するけれど
ワラビーズの現役キャプテンのフーパーと
オールブラックスの前キャプテンのキアラン・リードという
超ワールドクラスの構成になるのですね！
スゴイ！　楽しみです！




さて　書き手は
後半途中で交代させられたマッケンジーが気になります

「何もしていなかった」と観戦記で酷評した新聞もあったとか



うーん　彼の良さを
このチームでどうやって生かせばよいのでしょう？
このままだと
器用貧乏でサブに定着することになりそうで
うまく才能を生かしてもらえるか心配です