57-0
All Blacksは 前週のアルゼンチン戦に続いて いよいよ 南アフリカ戦 オーストラリア・ワラビーズに2連勝して アルゼンチン・プーマーズにも勝った All Blacksですが 細かなミスがあり 点もかなりとられて 満足には程遠い内容 新しいチームを作り上げている過程なので 2015年の頃の相手を圧倒する強さには 未だ達していません 対する南アフリカ・スプリングボクスは 昨シーズンは不調でしたが 今年はなかなか好調で 今シーズン初めての両チームの対決 どんな展開になるか楽しみです! 試合開始当初は 南アが良いテンポで攻め込み 優勢に試合を進めますが All Blacksも固い守備で 攻撃をはね返します そして 南アの一瞬のミスを突いて 瞬時の切り返しで あっさりと先制トライ! 先日 サッカー日本代表が ワールドカップ予選突破した試合で見せたような 厳しく鋭いプレッシングからの 1発逆襲! お見事です! そして 圧巻だったのが All Blacksの次のトライ やはり南アが攻め込んでいたのですが 前回ご紹介したミルナー・スカッターが 鋭い出足で 相手バックスのパスを見事にインターセプト! この時点で 写真右上に写っているスタンドオフのバレットが 後ろからバックアップのために トップスピードで走り出しています ミルナー・スカッターが快足を飛ばして 自陣から相手陣内に走り込みますが バレットも足が速くて あっという間にスカッターに追いついていく 最近 いつも思うのですが バレットの韋駄天ぶりは出色です! そして 相手のマークをひきつけたスカッターから バレットにパス バッレットが内側に切り込んで なんとここで スカッターに 後ろ手にノールックパス 再度パスをもらったスカッターが 再びアングルチェンジして 相手ディフェンスを翻弄するかのように そのままゴールラインに飛び込んでトライ! なんて美しく イマジネーションに溢れたトライ! すごいものを見せていただきました! All Blacksのスタンドオフに定着した感がある ボーデン・バレット 2015年のレジェンドチームの SOのダン・カーターの領域に 少しずつ近づいていきそうな気配もします で 試合はその後も All Blacksがプレッシングをかけ続けて トライを量産 テリトリーも攻撃時間も 緑色で示された南アの方が上回っているのに 80分間の試合が終わったら スコアはなんと 57-0 All Blacksが 8トライ奪って 記録に残る点差で 完封勝ち! びっくりしました! All Blacksファンには たまらない試合になりましたが でも 屈辱的な敗戦のスプリングボクスの落胆は いかばかりか 試合後の記者会見で 南アのコーチは選手たちの健闘を讃えつつも まるでホラー映画を見ているようだったと 沈痛な面持ちで漏らしていました でも 南アのキャプテンは 我々はすぐに頭を上げて 次の試合に備えなければならない と 自らを鼓舞していました 次の第2戦 スプリングボクスのリベンジが楽しみです! それにしても この試合のAll Blacksのディフェンスの固さ そこからのスピーディな攻撃の切り返しは 見事でした! 先日の日本サッカーの試合でも感じましたが プレッシングという試合運びのアイデアは なかなか興味深いと思いました そして ウイングの ミルナー・スカッター センターの ソニー・ビル・ウイリアムス この二人が バックスの柱になっていくのかな? 2019年の 日本開催のワールドカップを見据えて 徐々に固定され始めた感じがする All Blacksのメンバー これからどうなっていくか楽しみです!
高橋医院