やっぱり強いぞ!オールブラックス!
3か月余り行われてきた ザ・ラグビーチャンピオンシップも いよいよ最終節 既にご贔屓のオールブラックスが 優勝を決めていますが 最終戦は 敵地ケープタウンに乗り込んでの 南アフリカ・スプリングボクス戦 スプリングボクスは 2週間前に57-0と 屈辱的な敗戦を喫しているだけに ラストのホームゲームで ファンに良い試合を見せたいところ 試合前の国歌斉唱でも いつにも増して気合が入っているのが 感じられます この試合の注目は オールブラックスのキレキレ・バック3 ウイングの ミルナー・スカッター イオアネ フルバックの マッケンジー マッケンジーは22歳 イオアネは なんとまだ20歳ですよ! でも 彼等の活躍の披露の前に 書き手がご贔屓の ロックの サム・ホワイトロックをご紹介 立派な髭だけど童顔の ホワイトロック オールブラックスデビューの頃から 注目していますが すっかり4番に定着 貫録すら漂い始めてきました 今日も グランドに転がるイーブンボールへの 素早い飛び込みの連発で しっかりとバックスにボールを供給! 派手さはないけれど 素敵です! そして 今日の白眉は FBのダミアン・マッケンジー! FBにしては175cmと身長が低いので 相手チームにハイパントを蹴られて それを処理するところを狙われるのですが そんなの ぜーんぜん 大丈夫! しっかり空中でキャッチして ボールを前に力強く運びます! そして 瞬時のスピードアップ ステップで相手マークを振り切り まるでバスケットボール選手のような パスを投げて トライをセットアップ! ライブ中継を見ながら 何度も「マッケンジー凄い!」と 手を打ちましたよ(笑) イオアネも負けておらず キレキレの走りで 相手の一瞬のミスを逃さず 独走トライ 格好良いです~! ミルナー・スカッターも 相変わらずの走りを見せていましたが 前半の最後に肩を痛めて交代 古傷を再度ではなければいいけれど ところが そのかわりに出てきた 代表2試合目のダビット・ハビリがスゴイ! 密集をきれいに抜けて こんなトリッキーな逆手パスで マッケンジーが 快足を飛ばした決勝トライの お膳立てをしました ハビリも まだ22歳の若さ! ニュージーランドのラグビー界には こんなにキラキラしたタレント達が あちこちに転がっているのでしょうか! スゴイです! 試合は スプリングボクスが 終了間際に意地のモールトライをあげ 終わってみれば1点差でしたが 内容的には 危なげない勝利と言ってよいと思います やっぱり強いぞ オールブラックス! 一緒に観戦していた楓さんも その強さに納得していました(笑) スプリングボクスも さすがに地元で頑張って 前戦の汚名は返上しましたが こうしたら点を獲れるという ストラテジーが見えない 地力の差は 意外に大きいように感じました アフターマッチレセプションでは 両チームのキャプテンもにこやかに談笑 これが ノーサイド精神のラグビーの 良いところです! 今日 大活躍のマッケンジーとイオアネも それぞれ 嬉しそうに インタビューに答えていました それにしても ふたりとも若い! これからが楽しみです! 最後は 彼等を率いる先輩のセンター ソニー・ビル・ウイリアムス 血気盛んな彼は ときどき勢い余って レッドカードをもらってしまいますが 「今日はちゃんとタックルの練習をしたので レッドでなくイエローで済むはず」 と 試合前にお茶目に答えていたそうで イエローももらわずに 無事にしっかりと勝利に貢献していました(笑) オールブラックス これから先も楽しみだけど 先発メンバー争いは ますます熾烈になっていくのでしょう 最終的には どんなメンバーになるのかな? ここ数試合は 固い防御からの 切れ味鋭い一瞬のターンオーバーで 電光石火のごとくトライを奪い取る強さを 見せてくれましたが 攻撃のフェーズを重ねたあとに しっかりとトライを獲りきる仕留めに関しては まだスゴイ!という場面を あまり見ていない気もするので そのあたり さらに磨きをかけていただきたいものです!
高橋医院