高橋の由来の続きですが

天皇の料理番 説 もあります

日本書紀に「神に酒を捧げる者」として登場する
磐鹿六雁命(いわかろくかりのみこと)さんは
 
古代豪族の高橋氏のルーツで
奈良時代から 代々 
天皇家の料理番をされていました

おそらくこれが 
上述した天皇から賜った位である姓の
ルーツなのでしょう

天皇に食べていただく 
鶴や鯉などを料理していたそうで

包丁式と呼ばれる 
天皇のために食材を清める儀式は
江戸時代の終わりまで 
宮中で高橋家が取り仕切っていたそうです

包丁式を行う料理人さん

昔は 鯛でなく 
鯉が最高級魚だったのですね

髭があるので龍になると言われ最高級の魚だった 
という理由が面白い!(笑)

それに 
鶴を食べていたのですね!
美味しかったのかな?


一方 神職 説 もあり

行列を作って進む神職さん

歴史が古い名字で 
神主・神職に就いている人が多く
有名な社家は越後弥彦大宮司家の高橋氏で

神職に就いた高橋氏は 
北関東や東北に多いそうです

日本全国の高橋姓の分布図

神様の一番の家来 末裔が 
高橋 と言われているとか


古来の文字を研究されている専門家によると

高橋 というのは
シンプル過ぎない凝ったデザインで
かくかくした印象もあるけれど 
きれいで崇高な感じ

口 が3個も出てくるのが特徴ですが
古来 口 は
神への願いを込めた箱を象徴していて

3000年前の漢字のルーツ 甲骨文字では

甲骨文字の高

高 は 
城門の前に 
神への願いを込める箱が置かれた模様

橋 は 
城門で 人々が踊り 
お祓いを捧げている模様

を 表していたそうで

いわば スーパーパワースポット名字 
といえるとのこと

スーパーパワースポット名字 高 と書かれたカード

ホント?(笑)

ということで

天皇や神さまとのつながりが示唆されている
高橋という苗字を
誇りに思っている人が多く

江戸時代は 
転居などで苗字を変えることが多かったそうですが
高橋性を変える人はいなかったとのこと


また 庶民の憧れでもあったため
明治時代に平民も苗字をつけるようになったとき
高橋を名乗った人が多かったそうで

そんな理由で 
日本全国にこれだけ多くの高橋さんが
増えていったようです


自分の苗字のルーツなんて 
考えたこともありませんでしたが

こんな風に持ち上げられると 
なんとなく悪い気にしません(笑)

由緒正しい高橋の名を汚さぬように 
日々 精進していきたいです?


ちなみに 
苗字が高橋に変わった糖尿病専門医さんが
高橋 について一番感じられおられることは

画数が多くて 書くのが面倒くさい! 
だそうです(笑)

確かに 画数は多いね(苦笑)

高橋の画数が多いことを示す図

さて 十把一絡げの苗字にも 
利点はあります

それは あまりに多い苗字なので
ある程度親しくなると 
まわりから姓で呼ばれることが少ないこと

書き手は 小学校時代から現在に至るまで
学校や職場で 高橋 と呼ばれることはほとんどなく
ずっとファーストネームで呼ばれています

ファーストネームで呼んでもらうって 
なんとなく良いのですよ

とても個人的な 高橋の恩恵です(笑)
高橋医院