ラグビーワールドカップも 
いよいよ大詰め!

今週末は セミファイナル2試合が行われます

セミファイナルの予定表

今日は イングランド vs オールブラックス

明日が ウエールズ vs 南アフリカ


今回は 両試合ともに 
南北半球対決になりました

セミファイナルが南北対決になるのは
1999年以来 なんと20年ぶりのことだそうですが
過去の戦績では 南半球が4勝1敗

過去の準決勝での南北対決の結果表

北半球のイングランドで生まれ
オーストラリア ニュージーランドといった
英連邦の南半球の国々に
広まっていったラグビーですが

こと勝敗に関しては 南半球が圧倒的に優位です

これまでの8回のワールドカップで
北半球のチームが優勝したのは 
イングランドの1回だけ

過去のワールドカップの優勝国 優勝回数を示した表

2015年までの3年間では
北半球のチームが
オールブラックス ワラビーズ スプリングボクスに勝ったのは
52試合中9試合だけでした

しかし 
過去3年間では北半球が追い上げていて
50試合で23勝もしています

特に今回セミファイナルに進出してきた
イングランドとウエールズは 
23試合で14勝していて
勝率が5割を超えているのです

こうなった理由のひとつとして
ニュージーランド出身のコーチが
ヨーロッパ各国を指導するようになったことが
あるそうです

アイルランドのHCのシュミットさんも

シュミットさん

ウエールズのHCのガットランドさんも

ガットランドさん

確かにニュージーランド人です

彼等が 南半球のチームが得意とする
ボールを素早く展開するプレースタイルを
北半球に持ち込んだため

それまではヘビーな体格を前面に出して
ガツガツとプレーしていた北半球のチームが
南半球のラグビーに対応できるようになったので
南北差が縮まってきたと考えられています


はたして 今回はどうなるのでしょう?

例によって
ブックメーカーの予想を見ると

ブックメーカーの予想

イングランド vs オールブラックスは
1.36 vs 3.20で 
オールブラックスが優位

ウエールズ vs 南アフリカは
1.33 vs 3.40で 
南アフリカが優位になっています


うーん どうかなあ?

まずは イングランド vs オールブラックス

イングランド vs オールブラックスのポスター

この2チームは 
これまでに41回対戦していて
オールブラックスが
33勝7敗と大きく勝ち越していて
イングランドが最後に勝ったのは2012年です

でも 2015年以降の対戦は 昨年の1試合のみで
そのときは16-15の1点差
オールブラックスがきわどく勝ちました

昨年の試合の16-15のスコア表

だから書き手は 
正直言って どちらが勝つかわかりません

もともとオールブラックスのファンなので
勝って欲しいし 多分 勝つと思うのですが

もしかしたら 
イングランドが競り勝つかもしれない

オールブラックスが
アイルランド戦で見せたような
チーム全体が見事に連動した
「神の領域」に入ったプレーをすれば 
圧勝するでしょう

華麗なプレーを見せるオールブラックス

それこそが 
オールブラックスのラグビーの魅力で
それが見たいと期待していますが

でも イングランドには
「神の領域」に入らせないパワーと瞬間のスピードがあって
それがうまく出せたら
オールブラックスを抑え込める可能性もある

相手選手をタックルで抑え込むイングランドの選手たち

なにせ イングランドを率いるのは
あの知恵者で曲者の エデイさんですからね

記者会見するエデイさん

オールブラックスを倒すための手立ては
ここ数年間でチームにしっかりと仕込んできた

と自信満々に語る様子は
オールブラックスファンからすると不気味です(苦笑)

エデイさんとイングランドの選手たち

こうやったら
オールブラックスに力を出させないようにできるよ
という秘策を大舞台で披露するかもしれません

でも書き手は
オールブラックスのファンでありながら
それはそれで面白いかもというか
ちょっと楽しみな期待感も持つのですよ(苦笑)

対峙するオールブラックスとイングランドの選手たち

このままずっと
オールブラックスが勝ち続けるのも嬉しいけれど
それでは退屈な感じもするのです

ハプニングがあってもいいかも?(笑)

オールブラックスに対してトライをとるイングランドの選手たち

いずれにせよ
オールブラックスに勝てる可能性が大きいのは
南アフリカでなくイングランドだと思います

南アフリカに負けたら悔しいけれど
イングランドなら仕方ないかなという
微妙な感じもあって(笑)

ちなみに 内緒ですが
オールブラックスが負けたときの言い訳は
もう準備してあります(再笑)

オールブラックスはフランカーに
ロックのバレット弟を起用するようですね

バレット弟

この戦略が上手く当たるかな?(笑)

いずれにせよ
この試合が事実上のファイルだと思います


一方 ウエールズ vs 南アフリカ ですが

ウエールズ vs 南アフリカのポスター

ウエールズは 
今年のシックス・ネーションズの覇者

シックス・ネーションズカップを手にするウエールズの選手たち

南アフリカは 
今年のラグビー・チャンピオンシップの覇者

ラグビー・チャンピオンシップカップを手にする南アフリカの選手たち

今年の南北チャンピオン同士の戦いになります

この2チームの戦績は

2000年から2015年まで 
南アフリカが16連勝でしたが

ウエールズ戦でトライする南アフリカの選手

2016年から去年までは 
逆にウエールズが4連勝しています

南アフリカ戦で活躍するウエールズの選手

でも 今回は南アフリカが勝つのではないかな?

両チームとも 
デイフェンスをベースにしているので
互いの守り合いを愛でる展開になりそうです

イングランド vs オールブラックスが 
攻めを楽しむとしたら

ウエールズ vs 南アフリカは 
守りを楽しむ

という鑑賞スタンスでしょうか

ジャパンのときと同じで
ウエールズがボクスのフィジカルの強さに
どれだけ耐えられるかという面もあると思います

書き手は正直言って
ボクスのプレースタイルには
攻めのセンスがあまり感じられないので
あまり好みではないのですよ

だから 
ウエールズが意地を見せてくれることを
期待してしまいますが どうなるかな?(笑)

いずれにせよ 
楽しみな週末になりそうです!
高橋医院