日曜日に行われた
クオーターファイナルの 残りの2試合

第3戦は
ウエールズ vs フランス

ウエールズ vs フランスのポスター

前回記したように 書き手はフランスの
シャンパンラグビーのファンです
その自由奔放さがお気に入り

それに対してウエールズは
デイフェンスをしっかり固めて勝つスタイルで
今年のシックス・ネーションズでは
最小トライ数でチャンピオンに輝きました

だから 面白さからいうと
フランス >> ウエールズ

ウエールズファンには申し訳ありませんが
はっきり言って
フランスに勝って欲しいです!(笑)

で 試合開始直後の10分ほどで
なんとフランスが2トライとって
夢がかなうのではないかと 期待を持たせます!

トライするフランス選手
喜ぶフランス選手

今日のフランスは 遂に覚醒したか!
と思いましたよ

でも 
トライ後のコンバージョンをいずれも失敗して
これが後に影響しなければいいけどと
ビビリな書き手は感じていました

そして 後半 
その不安が見事に的中します

後半9分に 
フランスのロックがモールの中で
全く不必要な肘打ちを相手選手にくらわせ
1発レッドカードの退場

肘打ちするフランス選手
レフリーにレッドカードを示されるフランス選手
うなだれて退場するフランス選手

フランスは14人での戦いを余儀なくされ
それでも頑張りましたが
ひとり少ない人数で組むスクラムは
当然のことながら劣勢

残り10分を切って
何とか逃げ切るかと期待していたら

ゴール前のマイボールスクラムを押されて
逆転トライを奪われてしまいました

逆転トライするウエールズの選手

最終スコアは 20-19 の1点差!

最終スコアを示す写真

なんということ!
最初のトライのコンバージョンが入っていれば!

うなだれるフランス選手

そういえば 
今年のシックス・ネーションズでも
フランスはウエールズに
前半16-0とリードしながら
後半に24点取られて 19-24で負けています

フランス 学習して!

でも そういうところがまた 
フランスらしいのも事実で(苦笑)

次回2023年のラグビーワールドカップは 
フランス開催

2023年のフランスラグビーワールドカップのロゴ

フランスチームは
タレントある若手が多いので
自国開催での優勝を狙ってもらいましょう!


そして 運命の 
ジャパン vs 南アフリカ戦

ジャパン vs 南アフリカのポスター

直前にフランスの衝撃的な惜敗を見ただけに
書き手は 
もしかしたらジャパンがぼろ負けするかも
と ナーバスな気分になっていました

だって相手は 
あの強豪 スプリングボクスですよ!

2015年のブライトンの奇跡のときは
スプリングボクスは明らかに
ジャパンを甘く見ていたし 油断していた

確かに今回のジャパンは
4年前より強くなっていますが
それでもスプリングボクスが本気を出したら
かなりヤバイのでは?という不安
それでもジャパンは やってくれるかもという期待

複雑な思いが 頭の中を巡ります

そして 試合開始

開始3分で
いきなりトライをとられましたが

トライする南アフリカの選手

それでもジャパンは 
前半 善戦します

善戦するジャパンの選手

かなりの時間を相手陣内で攻めていたし
ボクスの度重なる決定機でのミスにも助けられ
3-5のスコアの僅差でついていきます

ただ スクラムは
これまでのように優位に立てないし
ボクスの前に出るデイフェンスは 
とても速くて強烈で

強烈なタックルをする南アフリカの選手

攻め続けても 
なかなかゲインが切れません

そして後半

残念だけど 力の違いを見せつけられて
完璧にやられました

トライする南アフリカの選手
別のトライをする南アフリカの選手

スクラムは支配される

ラインアウトは
高さでマイボールを何度もとられる

ラインアウトで競い合うジャパンと南アフリカの選手

モールは 50m近くも押されてしまう

モールで押されるジャパン


そして相変わらずのデイフェンス
ほとんど 攻撃らしい攻撃を
させてもらえませんでした

しかも 攻めてボールを持ちこんでも
ラックでことごとく
ジャッカルされてしまう!

最後までくらいついて 必死に頑張りましたが
26-3で完全な力負け

結果を示す写真

厳しい現実でした

うなだれるジャパンの選手たち


でも ジャパンは頑張りましたよ!

今大会 本当にベスト8に
それも全勝で進出できると思っていた人は
それほど多くなかったのでは?

書き手も
うまくいって2位通過と思っていました

ジャパンの選手たち 関係者の皆さん
本当にごめんなさい!
そして ありがとうございます!

試合後に円陣を組むジャパンの選手たち

この1か月間 
素敵な夢を見ることができました!

リーチ・キャプテンが言っていたように
しっかりと胸を張って
いただきたいと思います

南アフリカ戦のあと
最初は涙を流す姿も見られましたが

涙を流すジャパンの選手たち

最後には やりきった笑顔が見れて
嬉しかったです

最後に笑顔で全体の集合写真におさまるジャパンの選手たち


さて ジェイミーHCは 
試合後のインタビューで
これからの日本のラグビーの在り方についても
少し語っていました

語るジェイミーHC


たとえば スプリングボクスの選手は
自分が所属するクラブから以外に
ラグビー協会からもサラリーをもらっているけれど
ジャパンの選手にはそうしたことはない

そこに関与するのは
自分の仕事ではないけれど
そのような違いがあるのは事実だ と


この1か月間
日本中がジャパンの活躍で盛り上がりました

ジャパンを応援するたくさんのファン


奥様達が楽しまれる
テレビのお昼のワイドショーでも
ジャッカル オフロードパスといった
ラグビーの専門用語が
ごく自然に飛び交っているそうです(笑)

お昼のワイドショーでラグビーの解説をしている写真

そんな状況の中で 
選手もファンも満足できる
日本の新たなラグビーのシステムを
どのようにして構築していくか?

はっきり言って
ファイネンシャルの問題は大きいと思います
どうやって選手の強化資金等を 
外部から調達してくるか?

試合の入場料収入も 財源として大事でしょうから
ファンが貢献できることとして
11月から再開される大学ラグビーや
年明けから始まるトップリーグの試合にも
注目したいです

特にトップリーグには
今回のワールドカップで活躍した外国のスター選手が
たくさん参加してくれるようですから
見応えがあります

トップリーグのポスター

また大学ラグビーでは
個人的には
今年の早稲田に密かに期待しています

早稲田を応援するポスター


世界の強豪国と
タイトな関係を構築することも大切でしょう

自ら新たなワールドレベルのリーグを作るのか?

シックス・ネーションズかラグビー・チャンピオンシップに
加わるのか?

ラグビー・チャンピオンシップのロゴ
シックス・ネーションズのロゴ

先日ご紹介した話題が 本格化するのでしょうか?

せっかく盛り上がったこの雰囲気を
ラグビー協会の方々には
上手に熟成させていただいて
日本のラグビーをますます発展させてほしいです


さて 今週末は いよいよセミファイナル

くしくも2試合とも
ヨーロッパ vs 南半球 の戦いになりました

オールブラックス対イングランドのポスター
南アフリカ対ウエールズのポスター

どちらも とても楽しみです!
高橋医院