歴史は作られた! 35年目・30試合目の初勝利
すみません ラグビーネタの連投です でも それだけの大事件があったので、、、 では その大事件の序幕 11/7に オールブラックス対ワラビーズの 第4試合が行われました オールブラックスはSOモウンガがお休みで 10番は久し振りにバレット兄 とすると FBはダミアンかと思いましたがバレット弟でした 悲しいかな FBはダミアンよりバレット弟の方が評価が高いようです で 2試合続けてオールブラックスが圧勝していましたが この試合は前半の早い時間で プロップが不運なハードタックルでレッドカードをもらい オールブラックスは なかなかリズムに乗れません すると 若いメンバーが多いワラビーズが頑張り始めて なんと24-22で 久し振りに勝ってしまいました! ワラビーズのメンバーは大喜び 新コーチのレニーさんに オールブラックス戦初勝利をプレゼントしました
ワラビーズは若い選手が多かったのですが なんでも彼等はアンダー20のときに オールブラックスジュニアに勝っているそうで オールブラックスに苦手意識はないし 今日の勝利でますます勢いづくのではないかと 解説の方が語られていました うーん オールブラックスは 2試合続けてほぼ完璧な勝利だったのに どうしたのでしょう? やはりメンバーをいじったのが良くなかったのかな? 個人的には SOはモウンガよりバレット兄の方が良いと思うのですが でも 今日はバレット兄も ほとんどラインブレイクできませんでした マッケンジーは最後の10分で出場しましたが 反撃しようと彼にパスが渡ったところに 巨漢ウイングのコロインベテにハードタックルを決められて 全く活躍できませんでした うーん そして 1週間後の11/14 一昨日 大事件が起こったのです! トライネーションズは第3週を迎え アルゼンチン代表 ロス・プーマスが初登場し オールブラックスとシドニーで対戦しました アルゼンチンはシドニーに来るまで大変だったようで まず 南米大陸ではコロナ感染者が少ないウルグアイでキャンプをして そのあとオーストラリアに来たそうですが ウルグアイとオーストラリアで それぞれ2週間の検疫期間があり その約1か月間はチーム練習ができず さらにヨーロッパのチームでプレーしている選手が多いので 彼等もオーストラリアにくると検疫期間が必要で なんだかんだで チーム全体での練習は2週間ほどしか 出来ていなかったようです また テストマッチは去年のワールドカップ以来で 1年以上のブランクがありました 一方のオールブラックスは 上述したように 先週ワラビーズに負けたあとなので メンバーを9人も変え ほぼベストメンバーで挑みます しかもアルゼンチンには 一度も負けたことがありません 書き手は これはオールブラックスのワンサイドゲームかな どんな華麗な攻撃を見せてくれるかなと リラックスした気分で観戦し始めたのですが ところがなんと かなりの緊迫したゲームが繰り広げられたのですよ アルゼンチン ディフェンスが良い! サベナを止める ケインも止める そして ワラビーズ戦で あんなに凄い突破力を見せていたクラークも 最後までしっかり止めきってゲインさせません オールブラックス ほとんど攻撃ができません! 一方 アルゼンチンは 数少ないチャンスをものにして ゴール真下にトライ! 逆にオールブラックスは いつになく反則が多く アルゼンチンはその度にPGをしっかり決めて 前半は16-3とアルゼンチンリードで折り返します でも まだこの時は オールブラックスは後半にどうやって逆転するのかな? なんて思っていたのですよ ところが 後半になっても 試合の流れは全く変わりません クラーク 相変わらずゲインできない 攻め込んでも 勝負どころのラックでアルゼンチンにジャッカルされて キャプテンにドヤ顔されてしまう! 逆に 相変わらず自陣で反則を連発して PGを何本も決められる 終盤にマッケンジーも投入されましたが 彼へのラストパスもうまく通りません 最後に意地のトライを1本返しましたが 25-15の余裕のスコアで アルゼンチンが まさに快勝! 歴史が作られたのです! 大喜びのアルゼンチンの選手 がっくり 呆然のオールブラックスの選手 マッケンジーも 思わず両手で顔を覆います キャプテンのサム・ケインは 顔色を失っていましたね アルゼンチンは 35年前に初めてオールブラックスと対戦してから 30試合目にして初勝利です マリオ ヘッドコーチは 試合終了前から 思わず泣き始めてしまい 試合直後のインタビューでも こみあげてくるものが止まりません マテーラ キャプテンは ハードにプレーすればやれるんだということを見せられた と感動的なコメントを残しました そしてテレビ画面に速報される Breaking News! 世界中のプレスが この歴史的大事件を大きく報道しました 一方 アルゼンチンに初めて負けて しかもテストマッチ連敗を喫したオールブラックスは ヘッドコーチも選手も まさに意気消沈 オールブラックスがテストマッチに連敗したのは 過去100年間でたった4回しかなく 5回目の今回の連敗は なんと2011年以来のことです フォスターさんは すごく失望し 落胆し 打ちのめされている と記者会見でうつろな表情で苦しい胸の内を明かし
ケイン キャプテンは disciplineが足りなかったと悔いていました 記者会見は まるでお通夜でしたね 試合のスタッツ(統計)を見ると アルゼンチンがオールブラックスを内容的に圧倒していたことが よくわかります こんなにずさんでひどいプレーをするオールブラックスを これまで一度も見たことがない! という酷評もプレスでは見られました この結果を受けて オールブラックスはイングランドに抜かれて 2003年以来 初めて世界ランクが3位に下がったそうです 一方 大金星のアルゼンチンは 日本を抜いて8位に浮上です オールブラックス 何がいけないのでしょう?気持ちの問題かな? どう立て直してくるのでしょう? 2週間後のアルゼンチンとの第2戦が楽しみです!
高橋医院