すみません ラグビーネタの連投です
でも それだけの大事件があったので、、、


では その大事件の序幕

11/7に オールブラックス対ワラビーズの
第4試合が行われました

オールブラックスはSOモウンガがお休みで
10番は久し振りにバレット兄

とすると FBはダミアンかと思いましたがバレット弟でした

オールブラックスの先発メンバー

悲しいかな
FBはダミアンよりバレット弟の方が評価が高いようです

で 2試合続けてオールブラックスが圧勝していましたが
この試合は前半の早い時間で
プロップが不運なハードタックルでレッドカードをもらい
オールブラックスは なかなかリズムに乗れません

レッドカードをもらうプロップ

すると 若いメンバーが多いワラビーズが頑張り始めて
なんと24-22で 久し振りに勝ってしまいました!

24-22の最終スコア表

ワラビーズのメンバーは大喜び

大喜びのワラビーズのメンバー

新コーチのレニーさんに
オールブラックス戦初勝利をプレゼントしました

喜ぶレニーさん

ワラビーズは若い選手が多かったのですが
なんでも彼等はアンダー20のときに
オールブラックスジュニアに勝っているそうで
オールブラックスに苦手意識はないし
今日の勝利でますます勢いづくのではないかと
解説の方が語られていました

若いワラビーズの選手たち

うーん オールブラックスは
2試合続けてほぼ完璧な勝利だったのに 
どうしたのでしょう?

やはりメンバーをいじったのが良くなかったのかな?

個人的には
SOはモウンガよりバレット兄の方が良いと思うのですが
でも 今日はバレット兄も
ほとんどラインブレイクできませんでした

マッケンジーは最後の10分で出場しましたが
反撃しようと彼にパスが渡ったところに
巨漢ウイングのコロインベテにハードタックルを決められて
全く活躍できませんでした

うーん 


そして 1週間後の11/14
一昨日 大事件が起こったのです!

トライネーションズは第3週を迎え
アルゼンチン代表 ロス・プーマスが初登場し 
オールブラックスとシドニーで対戦しました

アルゼンチン対オールブラックス戦のポスター

アルゼンチンはシドニーに来るまで大変だったようで
まず 南米大陸ではコロナ感染者が少ないウルグアイでキャンプをして
そのあとオーストラリアに来たそうですが
ウルグアイとオーストラリアで それぞれ2週間の検疫期間があり
その約1か月間はチーム練習ができず

さらにヨーロッパのチームでプレーしている選手が多いので
彼等もオーストラリアにくると検疫期間が必要で
なんだかんだで チーム全体での練習は2週間ほどしか
出来ていなかったようです

アルゼンチンの選手たち

また テストマッチは去年のワールドカップ以来で
1年以上のブランクがありました


一方のオールブラックスは 
上述したように
先週ワラビーズに負けたあとなので
メンバーを9人も変え ほぼベストメンバーで挑みます

しかもアルゼンチンには 一度も負けたことがありません

ベストメンバーのオールブラックスの選手たち

書き手は 
これはオールブラックスのワンサイドゲームかな
どんな華麗な攻撃を見せてくれるかなと
リラックスした気分で観戦し始めたのですが

ところがなんと 
かなりの緊迫したゲームが繰り広げられたのですよ

アルゼンチン ディフェンスが良い!

デイフェンスするアルゼンチンの選手

サベナを止める

止められるサベナ

ケインも止める

止められるケイン

そして ワラビーズ戦で
あんなに凄い突破力を見せていたクラーク
最後までしっかり止めきってゲインさせません

止められるクラーク

オールブラックス ほとんど攻撃ができません!

一方 アルゼンチンは
数少ないチャンスをものにして ゴール真下にトライ!

ゴール真下にトライするアルゼンチンの選手

逆にオールブラックスは いつになく反則が多く
アルゼンチンはその度にPGをしっかり決めて
前半は16-3とアルゼンチンリードで折り返します

前半のスコアを示すボード

でも まだこの時は
オールブラックスは後半にどうやって逆転するのかな?
なんて思っていたのですよ

ところが 後半になっても 試合の流れは全く変わりません

クラーク 相変わらずゲインできない

ゲインできないクラーク

攻め込んでも
勝負どころのラックでアルゼンチンにジャッカルされて
キャプテンにドヤ顔されてしまう!

ドヤ顔のアルゼンチンのキャプテン

逆に 相変わらず自陣で反則を連発して PGを何本も決められる

終盤にマッケンジーも投入されましたが
彼へのラストパスもうまく通りません

パスをとれないマッケンジー

最後に意地のトライを1本返しましたが
25-15の余裕のスコアで
アルゼンチンが まさに快勝!

25-15の最終スコアを示すボード

歴史が作られたのです!

歴史が作られたと書かれた記事

大喜びのアルゼンチンの選手
がっくり 呆然のオールブラックスの選手

大喜びのアルゼンチンの選手
>がっくり 呆然のオールブラックスの選手

マッケンジーも 思わず両手で顔を覆います

両手で顔を覆うマッケンジー

キャプテンのサム・ケインは 顔色を失っていましたね

顔色を失うサム・ケイン

アルゼンチンは
35年前に初めてオールブラックスと対戦してから
30試合目にして初勝利です

マリオ ヘッドコーチは 
試合終了前から 思わず泣き始めてしまい

泣き始めるアルゼンチンのコーチ

試合直後のインタビューでも
こみあげてくるものが止まりません

インタビューで泣くアルゼンチンのコーチ

マテーラ キャプテンは
ハードにプレーすればやれるんだということを見せられた
と感動的なコメントを残しました

感動的なコメントを残すマテーラ キャプテン

そしてテレビ画面に速報される Breaking News!

Breaking Newsが流れたテレビ画面

世界中のプレスが この歴史的大事件を大きく報道しました

歴史的大事件を大きく報じる世界の新聞
歴史的大事件を大きく報じる世界の新聞・その2

一方 アルゼンチンに初めて負けて
しかもテストマッチ連敗を喫したオールブラックスは
ヘッドコーチも選手も まさに意気消沈

オールブラックスがテストマッチに連敗したのは
過去100年間でたった4回しかなく
5回目の今回の連敗は なんと2011年以来のことです

フォスターさんは
すごく失望し 落胆し 打ちのめされている
と記者会見でうつろな表情で苦しい胸の内を明かし
落胆した表情のフォスターさん

ケイン キャプテンは disciplineが足りなかったと悔いていました

記者会見は まるでお通夜でしたね

お通夜のようなオールブラックスの記者会見

試合のスタッツ(統計)を見ると
アルゼンチンがオールブラックスを内容的に圧倒していたことが
よくわかります

試合のスタッツ

こんなにずさんでひどいプレーをするオールブラックスを
これまで一度も見たことがない!
という酷評もプレスでは見られました

この結果を受けて
オールブラックスはイングランドに抜かれて
2003年以来 初めて世界ランクが3位に下がったそうです

一方 大金星のアルゼンチンは 日本を抜いて8位に浮上です

オールブラックスの下降を示す世界ランク表

オールブラックス
何がいけないのでしょう?気持ちの問題かな?

どう立て直してくるのでしょう?
2週間後のアルゼンチンとの第2戦が楽しみです!

 

高橋医院