いよいよ秋のラグビー国際大会も　クライマックス

12/6は　
ヨーロッパのオータムネーションズカップの最終日で
A　B両グループの同順位チーム同士が
最終的な順位を決定する4試合が行われました



チーム内にコロナ陽性の選手が出たために
これまで試合ができず　
ずっとホテルに缶詰めだったフィジーが
ジョージアを相手に
やっと最初にして最後の試合をすることができました



スタジアムに着いて
バスから降りてくるフィジーの選手たちは
やる気満々の表情
やっと待ち望んでいた試合ができて大喜びなのでしょう


試合開始前のフィジーのウォークライ

フィジーでは　シビ　と呼ぶそうです



ハカに比べると　なんとなく可愛らしい感じがします（笑）


で　試合は　のっけからフィジーが爆発！
スゴイ！　見ていて楽しい！　心が踊ります！

両ウイングの　第3列のようにガタイが良くて
すごい突破力があります

でも　オールブラックスのクラークのように
ただパワーで押し切りデイフェンスをぶち破っていくのではなく
身体をうまく回転させて
相手のタックルをふりほどくというか　かわすというか
そういうテクニックも見せるのですよ

ぶち当たってから　バランスよく　クルッと1回転





そして再び前に向って突進

あっという間にトライをとってしまいました！

ただでかくて強いだけではない
こういうところが　
フィジーのラグビーの魅力だと思います

こんなプレーは　
イングランドの選手には絶対にできないでしょう（笑）


もうひとつ　フィジーのラグビーで魅力的なのが
選手が何人か集まって
まるでお手玉遊びをしているように
軽快に巧妙に　ボールをパスというより手渡ししながら
相手デイフェンスを突破していくところで
これが見ていて面白い！




思わず拍手したくなります

イケメンスタンドオフの絶妙なキックに





ウイングが絶妙に反応してタッチ際を走り切り
滑りこむようにしてそのままトライ



美しいです！

スクラムも　
スクラム大国で鳴らすジョージアに
決して負けておらず　ときには押し勝っていました

最後はジョージアも意地を見せて
フォワードでゴリゴリ押し込んで
トライをいくつか取りましたが

38-24で　点差以上のフィジーの圧勝でした



うーん　フィジー　良いです！
剛も柔も兼ね備えていて　面白い！
それを充分に再確認できました

なんといっても　
選手が楽しそうにプレーしていて
もちろん　真剣なのですが　
浮き浮きしているように見える



最後のトライなんて　
ボールを持った選手だけでなく
一緒に二人くらいシンクロするように
ゴールポストの下にダイビングしていました

久しぶりに試合が出来て　嬉しかったのかもしれません



フィジーがフランスやスコットランドと
どんな試合をするのか本当に見たかったです！

特にフランスとのフレアー対決を見たかった
かえすがえす残念です

来年はこの舞台で
ジャパンも活躍できるのでしょうか？



さて　昨日は大学選手権の準決勝でした

第1試合は　早稲田 vs 帝京

前半に早稲田が　ラインアウト後のモールで
なんと2本も続けてトライして　ビックリ！



そのあと　河瀬くんの快走トライの2本もあり
早稲田が接戦をものにしました



個人的には
早稲田のルーキー・伊藤くんの渋いプレーが印象的でした！



センター12番での先発でしたが
しっかりとタックルもするし
攻撃では相手ディフェンスの穴をついて前に出て
河瀬くんたちバックスリーのトライを
影の主役としてお膳立てしていたように思います

派手さはなかったけれど　貢献度は大きかった

SOのイメージでしたが
意外にセンターも良いかもしれません！


第2試合は　明治  vs 天理

天理は準々決勝の流経大戦で
素晴らしいラグビーをしていたので
明治が苦戦するかも？と予想していましたが
なんと41-15の大差で勝っちゃいました！

センターのフィフィタくんが
自分で突進したあとに　周りにうまくつないで
チャンスを量産しました！

1年間でずいぶんと成長しましたね！



彼は短いパスも長いパスも上手いので
将来がとても楽しみです！

明治のキャプテンの箸本くんも頑張りましたが
負けるときの明治は
残念ながらいつもこんな感じで　力を出しきれません



潜在能力はいちばんだと思うたので
さぞかしメンバーは残念だったことでしょう




11日の決勝は
早稲田にとっては明治より天理の方が良かったかな？
良い試合になりそうで楽しみです！

早稲田　油断しないように！（笑）


そして今日は　花園の準決勝ですね！