やはりポップコーン?
非日常のブレイクファスト・ブッフェのあと 毎年 クリスマス・イルミネーションを楽しむ この通りを歩いて お出かけの本当の目的地に向いました さすがに朝だと 人通りが少なくて 都心の繁華街の 意外な素顔が見られて面白いです で 目的地は 隣のビルのココ 日曜日の朝8時から12時過ぎまで どうやって外で時間を過ごすか? 朝早くから開いているレストランで 非日常の朝ごはんをして そのあと美術展にでも行こうかと 考えたのですが ちょうどインフォメーションメールで 興味がある映画が 朝9時半からやっていることがわかり この映画館のそばのレストランを選んで 非日常の朝ごはんとなったわけです で 見たかった映画は スパイダーマン? ワンダーウーマン? 関ヶ原? 個人的には あとの2作品にも少し興味はあるのですが(笑) お連れの方が不機嫌にならないように こちらの映画を選択しました 英国ロイヤルバレエの 真夏の夜の夢 シンフォニック・ヴァリエーションズ マルグリットとアルマン の3本立て 去年のクリスマスには ボリショイバレエのくるみ割り人形を シネマで見ましたが 最近はNYのメトロポリタンオペラも ロンドンのロイヤルオペラもバレエも シネマで楽しむことができるのですね 上映期間が限られていますし(1週間 1日1回だけ) 当然のことながら 臨場感はいま一つですが 舞台裏の光景をのぞけたり レポーターの解説が聞けるのは面白い 真夏の夜の夢は 去年 ハンブルグバレエの公演を楽しみましたが 珍しく(苦笑) 書き手も糖尿病専門医さんともにご贔屓な作品ですから 選択に迷いはありませんでした 今回の舞台では 昨年プリンシパルに昇格された 日本人の高田茜さんが ヒロインのテイターニアを舞っておられました 初めて拝見しましたが スタイルも遜色ないし 表情も豊かで おー さすがプリンシパル! というオーラが出ていました 解説の方も 気品とピュアさが踊りに出ていると 誉めておられました でも この舞台の主役は 個人的には やっぱり トリックスターのパックです(笑) ここで 15分間の休憩 ロンドン コベントガーデンにある ロイヤルオペラハウスは こんな雰囲気のようですが 映画館はこんな感じで 残念ながら華やかなムードは楽しめませんが でも 映画館ならではの これが楽しめます!(笑) ボリショイ・シネマのときも感じましたが バレエをみながらポップコーンをつまむのも 妙な雰囲気です(笑) さて 第2幕は コンテンポラリーの シンフォニック・ヴァリエーションズ 男女3人ずつのダンサーが 20分間舞台に出ずっぱりでずっと踊っているという ダンサーにとっては苛酷な演目でしたが 妙に緊張感があって キレがあり躍動感がある踊りに 引き込まれました そして再度15分間の休憩をはさんで 最後の演目は マルグリットとアルマン 椿姫をモチーフにしたバレエです いや~ これも引き込まれました! 哀しくも情熱的な愛情の表現が 秀逸でした バックに流れる音楽は フランツ・リスト どことなく哀しげで切ない調べが 雰囲気を盛り上げます ヒロインを演じたのは この舞台を最後に 英国ロイヤルバレエでの約20年にわたるプリンシパルを 引退されるという ゼナイダ・ヤノウスキーさん ちょっと失礼な言い方かもしれませんが まさに椿姫のヒロインを演じるのに ふさわしい貫録を 体全体で表現されているように思いました カーテンコールは 賞賛の嵐で凄かった 突然の日曜日の停電のおかげで 思いがけず楽しい時間を過ごすことができて ラッキーでした シネマ・バレエ ちょっとしたマイブームになるかもしれません 来シーズンのロイヤルバレエ・イン・シネマでは 舞台を観に行けなかった アリス・イン・ワンダーランドもやるようだし 楽しみです! その頃に また都合よく停電になるかな?(笑)
高橋医院