初午祭
9日・日曜日は 日比谷稲荷神社の初午祭でした 初午祭ってなに? なんでも 全国の稲荷さん系の神社で 2月最初の午の日に 五穀豊穣を祈願して行われるお祭りだそうです 最初に行われたのは 稲荷系の総本山 京都の伏見稲荷大社で 旧歴の2月最初の午の日は 今の暦では3月頃なので 五穀豊穣を願うには ちょうど良い頃だったのでしょう 京都の方では いなり寿司を食べるそうです! で 日比谷稲荷神社 って どこにあるの? ハイ 医院から歩いて数分のところにある この神社です こんなビルの谷間の狭い一画に神社があるなんて 普段は気がつかずに素通りしている人の方が 圧倒的に多いと思います(笑) 9時過ぎから 町内会の役員の方々が準備を始められます ご苦労様です! 寒いから ドラム缶で焚き木 これが暖まるのですよ! 日比谷稲荷神社の由緒が書かれた看板 初めて読みました!(苦笑) なんでも 今の日比谷公園のあたりは 江戸時代には 幕府の入江で 海中に竹の小枝の「ヒビ」を立てて 海苔をとっていたので 「ヒビ谷」と称されていて それで「日比谷」と呼ばれるようになったそうです! 江戸時代 今の日比谷公園の辺りでは なんと 海苔が獲れていたのですね! そして 日比谷の名前の由来は 干潟の海苔獲りから来ていたの? ビックリ!! 時がたち 太田道灌が江戸城を建てた頃に 今の日比谷公園のあたりに 日比谷稲荷神社が立てられたそうです で 家康による江戸城の大拡張にともない 神社のあたりがお城の日比谷門になったので 新橋に日比谷神社として移転しましたが どうしても海岸に神社を奉りたいと願う人々が 八丁堀の干潟に 現在の日比谷稲荷神社を建てて 以来 この土地の地主神として 祭祀され続けているそうです この地域の 地主神 守り神さまなのですね! さて 江戸への海からの入口だったこの地にある神社は 旅人たちのご守護に霊験あらたかだったので 地方から江戸に来た旅人の多くが ここに泊まってお詣りしたので「旅泊稲荷」と呼ばれ 「さばいなり」 と読まれていたそうです えっ「旅泊」を「さば」と読むの? うーん ちょっと むつかしい!(苦笑) さらに 虫歯に苦しむ人が 鯖断ちをして 日比谷稲荷神社に祈ると 虫歯の痛みが良くなったので 鯖を供えてお礼参りする人々が増え 「さばいなり」と通称されるようになったそうです 確かに 当日も 青々とした鯖が供えられていて 神社の旗には 鯖マークが描かれていました! 初めて知りました! なんとも絶妙な(笑)「さばつながり」ですが でも 鯖断ちすると なんで歯痛が改善するの? 再度 うーん 難しい!(笑) ご近所さんのお寿司屋さんの のがみさん 神社の法被姿がいなせです! 神社の神官さんもいらして 祝詞をあげていただき きちんとお祈りさせていただきました! まわりでは日比谷会の方々が 美味しい焼きそばや この杵でついたつきたてのお餅で 磯部巻きや餡のお餅を作っていただき 寒風の中で冷たいビールをいただきながら! それらを頬張り 楽しいひとときを過ごすことができました! 神官さんは 大元締めの山王日枝神社からいらしていて 今度はやかんで直に暖めた日本酒を飲みながら 色々とお話を伺うことができました 日枝神社には 毎年お正月に初詣にうかがっていますが 今年も凄い人出でした で 大混雑の階段を登ったところにある この看板 若者受けを狙っているのかなと思っていたら 有名な漫画家のわたせせいぞうさんが 山王日枝神社に熱心にお詣りにいかれていて そうしたご縁で わたせさんが描かれたのだそうです 結構コアにお詣りに行かれる 各界の著名人が多いそうで さすが赤坂にあるだけありますね? ちなみに山王日枝神社には 神官さんが30人もおられるそうです! 神道のことを勉強したいなら 八重洲ブックセンターに良い本がそろっていますよと アドバイスしてくださいました 鯖のことも書いてある本を 探しに行こうかな(笑) そうそう 今年は 日枝神社が主催される山王祭の年です! 6月が楽しみです! この頃には コロナ騒ぎもひと段落していると良いですね!
高橋医院