偏屈で理屈っぽい(苦笑)書き手が 
年末年始のNHKで楽しんだのが

*欲望の哲学史 序章 
 なぜ世界は存在しないのか?

*“衝撃の書”が語る人類の未来

*欲望の資本主義2019  
 偽りの個人主義を越えて

の3つの番組でした


@「欲望の哲学史 序章 なぜ世界は存在しないのか?」

マルクス・ガブリエル

以前ご紹介した 
ドイツの若き哲学者 マルクス・ガブリエル
昨年 来日した際に語ったことをベースにして
(このときの模様は また詳しく紹介します)

実存主義から
構造主義 ポスト構造主義を経て
彼が新たに提唱している新実在論に至る
現代哲学の流れを解説しながら

解説をするマルクス・ガブリエル

現代社会が抱える諸問題について
語ったものです


ガブリエルは
NHKがこれまでシリーズ企画で放送してきて
このブログでもたびたび詳しく紹介した
欲望の資本主義」「欲望の民主主義
などの番組で
ポイントとなる発言を繰り返してきましたが

語るマルクス・ガブリエル

その明快な語り口 面白い着眼点には
書き手もかなり魅了され 
ファンになりつつあります(笑)


@「“衝撃の書”が語る人類の未来」

ユヴァル・ノア・ハラリ

ユヴァル・ノア・ハラリという 
イスラエル人の歴史学者が

語るユヴァル・ノア・ハラリ

ここ数年で相次いで出版され
世界的ベストセラーとなった自身の著書
「サピエンス全史」「ホモ・デウス」
に書かれたこと

ホモ・サピエンスが
なぜ今の地球上で栄えている
文化・文明を謳歌するに至ったか

AIやバイオテクノロジーが
驚異的なスピードで発展している現在
世界の 人類の将来は どうなるのか?

といったことについて 
ハラリさんへのインタビューも絡めて
わかりやすく説明した番組でした

ハラリさんは これまでNHKでは
あまりとりあげて来られませんでしたが

本屋さんに行くと 
彼の本が大々的に売り出されていて
一部のメデイアでは
熱狂的に取り上げられています

書店に並ぶハラリの著作・ホモ・デウス

書き手も 
クーリエ・ジャポンという雑誌の特集で
彼の存在を知り
興味を持って読ませていただいています

AI後の世界について語るハラリ

女優のナタリー・ポートマンと対談したこと
厳格なヴィーガンであることなどを
当ブログでも紹介しましたが

まだ彼の思想については 詳しく紹介していません
(既に原稿はできているのですが:笑)

NHKさんも 
この時期にタイムリーにハラリの特番を組み
お正月にぶつけてくるのは
さすがだと思いました(笑)


@「欲望の資本主義2019 偽りの個人主義を越えて」

欲望の資本主義2019の番組宣伝

ここ数年 
NHKの丸山俊一さん率いる制作班が
精力的に作り続けている 
とても面白い「欲望」シリーズの最新作です

偽りの個人主義を越えて 
というサブタイトルがミソですね!

欲望の資本主義2019の画面

現在の資本主義の行き詰りの原因となったのは
新自由主義の暴走だったのか?

現代社会を牛耳るGAFA 
話題をふりまく仮想通貨などの現状

市場 国家 巨大IT系企業
個人の欲望 自由 個人主義という概念

今の世の中で 
それらがどのように絡み合っているかを
紐解こうと試みた番組です

上述したガブリエルもハラリも

番組に出ているガブリエル

番組に出ているハラリ

キーとなるコメントを語る
コメンテーターとして登場していましたし

チェコのセドラチェックら
いつもの常連さんの顔も見れました

番組に出ているセドラチェック


書き手は いずれの番組も
とても面白く楽しんで
見させていただきました

NHKさんからのお年玉 感謝です!(笑)


さて これらの内容を
ブログでどのように紹介していきましょうか?

その前に
ガブリエルの日本滞在ドキュメンタリー番組や

渋谷の街を歩くガブリエル

ハラリのインタビューや

池上さんのインタビューに答えるハラリ

「欲望」シリーズで
まだ紹介していないパートを
順番に紹介 説明していかないと

せっかく原稿を既に書いてあるので
無駄にしたくありません(苦笑)

まあ あまりオタクネタが続くのも
ヒンシュクでしょうから
折に触れ 気長に随時 
紹介していこうと思います

完全に“自己満足”の世界で恐縮ですが

でも たまには
色々と非日常的なことも考えてみるのも
面白いかもしれませんよ?(笑)

 

高橋医院